稲見萌寧が“確認ミス”で痛恨2打罰 7位→28位に…JLPGA「アテスト後に判明」2年ぶり2戦連続60台ならず
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース初日が17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。2020-21年シーズン賞金女王で、21年東京五輪銀メダルの稲見萌寧は、アテスト後に“違反”が発覚。スコアが69から71に変更され、1アンダーの28位発進となった。今季は低迷が続き、前週のスタンレーレディスホンダ初日の66で復調を感じさせていた。仮に違反がなければ3アンダーの7位で、2年ぶりの2戦連続60台だった。

富士通レディース初日
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース初日が17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。2020-21年シーズン賞金女王で、21年東京五輪銀メダルの稲見萌寧は、アテスト後に“違反”が発覚。スコアが69から71に変更され、1アンダーの28位発進となった。今季は低迷が続き、前週のスタンレーレディスホンダ初日の66で復調を感じさせていた。仮に違反がなければ3アンダーの7位で、2年ぶりの2戦連続60台だった。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の説明によると、違反は稲見がスコアカードを提出し、アテストエリアを出た後に判明した。稲見のスコアカードに本来記入すべき、永井花奈のサインがなかったことが確認された。
1番から15番までは、稲見のマーカーを青木瀬令奈が務めていたが、体調不良で棄権。16番から18番まで青木に代わって稲見のマーカーを務めた永井のサインは記入されていなかった。
ゴルフ規則3.3b(2)では「プレーヤーは各ホールの自分のスコアの記録をつけるべきである」「マーカーがスコアカードのホールのスコアを証明していることを確認しなければならない」と定められている。これに違反した場合は「失格」となるが、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のローカルルールでは、「プレーヤーは一般の罰(2罰打)を受ける。罰はそのプレーヤーのラウンド最後のホールに適用する」とされている。
これを知らされていない段階で取材に対応した稲見は「ドライバーが良かったので、フェアウェーから安心して打てました」と振り返っていた。
その後、「自信が戻った感じですか」と問われると、「もともと自信はなかったけど、コツコツ努力すれば良くなると思ってやってきました。この1か月ぐらい、ちょっとずつ良くなってきています」と実感を込めていた。
復調の手応えを感じていた中での2罰打となった。今季は7月の資生堂・JALレディスから10戦連続で決勝ラウンドに進めない(予選落ち9度、棄権1度)など、深刻な不振が続いていた。8月のCATレディースの第1ラウンドでは、初めて最下位に沈んだ。「優勝とかは考えられない。今がよければいいと思ってやっているわけじゃない。常に努力しないと」。完全復活に向けて、ホールアウト直後も第2ラウンドを見据えて表情を引き締めていた。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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