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渋野日向子、首位発進で本音「もっと早く行けば…」 不調のパットに光、科学の力は「予想以上。明日も期待」

女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース初日が17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。主戦場は米ツアーながら、2週連続で国内ツアー出場の渋野日向子(サントリー)は7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーの単独首位に立った。前週まで日米ツアーで5戦連続予選落ちだったが、大会前に修正したストロークで好パットを多発し、国内ツアーでは初の首位発進。劇的に変身した渋野は「このチャンスをつかみたい」と復活を期した。

富士通レディース初日に出場した渋野日向子【写真:編集部】
富士通レディース初日に出場した渋野日向子【写真:編集部】

富士通レディース初日

 女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース初日が17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。主戦場は米ツアーながら、2週連続で国内ツアー出場の渋野日向子(サントリー)は7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーの単独首位に立った。前週まで日米ツアーで5戦連続予選落ちだったが、大会前に修正したストロークで好パットを多発し、国内ツアーでは初の首位発進。劇的に変身した渋野は「このチャンスをつかみたい」と復活を期した。

 最終18番パー4。渋野は自分のストロークに手応えを感じ、右足を一歩踏み出した。確信歩きだ。しかし、ボールは左縁からクルリと1周してカップから外れた。瞬間、照れ笑い。アテストを終えるとそのシーンから振り返った。

「入ったと思ったのに、ちょ~恥ずかしいじゃん。でも、そういうところが私らしいですよね」

 最後にオチはつけたが、この日の渋野はギャラリーを沸かせ続けた。1番パー5から8メートルのパットを入れ、2番パー4では7メートルのフックラインを読み切って連続バーディー。6番パー4では30ヤードのアプローチを直接入れ、7番パー5でも約40ヤードの第3打をピン側につけて、2度目の連続バーディーを決めた。

 さらに8番パー3では4メートル、17番パー3では5メートルのパットを入れてパーセーブ。「いい転がりをしているから、届いたパットもありました」と実感を込めた。

 前週のスタンレーレディスホンダでは第2日に崩れ、米ツアーを含めて5戦連続予選落ちを喫した。原因はパットの不調。ストロークの改善を目的に、14日には福岡市の「エンジョイゴルフ ゴルフスタジオ&ラボラトリー福岡」を訪ね、同店の平田智コーチに指導を仰いだ。平田氏は菅楓華や都玲華も指導しているパッティング専門コーチで、パッティングを科学的な角度から分析して指導することで知られている。そして、欠点を指摘された渋野は、前日16日にこう話していた。

「自分は感性で手を使って打っていたので、科学的なものが必要。大きな筋肉を使って打つようにしたい。明日は信じて打つだけです」

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