「14年で最悪」のナダルに… 31歳フォニーニの圧勝劇をATP絶賛「生涯最高の出来」
男子テニスのモンテカルロ・マスターズは20日(日本時間21日)、シングルス準決勝で世界ランク18位ファビオ・フォニーニ(イタリア)が同2位ラファエル・ナダル(スペイン)を6-4、6-2で圧倒し、マスターズ1000初の決勝進出を決めた。最後は強烈なダウンザラインで12度目の優勝を狙ったクレーの帝王を撃破。実際の瞬間を海外メディアが動画付きで公開し、ATP公式サイトは「キャリア最高のパフォーマンス」と絶賛した。
世界ランク18位が12度目の優勝を狙った帝王ナダルをストレートで圧倒
男子テニスのモンテカルロ・マスターズは20日(日本時間21日)、シングルス準決勝で世界ランク18位ファビオ・フォニーニ(イタリア)が同2位ラファエル・ナダル(スペイン)を6-4、6-2で圧倒し、マスターズ1000初の決勝進出を決めた。最後は強烈なダウンザラインで12度目の優勝を狙ったクレーの帝王を撃破。実際の瞬間を海外メディアが動画付きで公開し、ATP公式サイトは「キャリア最高のパフォーマンス」と絶賛した。
クレーの帝王に土をつけた。マッチポイント。フォニーニは強烈なストローク戦から、最後はフォアサイドいっぱいから強烈なダウンザラインを打ち込み、ケリをつけた。12度目の優勝を狙ったナダルを相手に番狂わせ。しかも、6-4、6-2の圧勝だ。ラケットを放り投げたフォニーニは信じられないといった表情で総立ちのファンから喝采を浴び、歓喜の瞬間をかみしめた。
ATP中継サイト「テニスTV」公式インスタグラムは実際の決着シーンを動画付きで公開し、さらにATP公式サイトは「キャリア最高のパフォーマンス」と絶賛。また、フォニーニが世界ランクトップ2に勝つのは2度目、クレーコートでナダルから3勝以上を挙げたのは4人目の選手となったことも伝えている。いかに赤土の上で帝王に勝つことに価値があるか窺い知れるデータだ。
記事によると、本人は「今週初め、自分に対して日曜の試合で会いましょうという人がいたら、その人のことを笑っていたと思うよ」と自らも予想外の快進撃であることを明かしたという。
一方、「クレーコートこの14年で最悪の出来だった」と語ったナダルは「今日の試合はタフだった。ファビオは難しい相手だった。故障から回復しつつあるところで、メンタル面でも目の前のことをすべて受け入れていくのは、簡単ではない。何もかもが上手くいかない日だったということ」と振り返ったというが、イタリアの31歳が赤土のコートで大仕事をやってのけた。
(THE ANSWER編集部)