なぜ、走らない… ベンチも失笑の“珍ライトゴロ”に米困惑「野球の仕方忘れた?」
米大リーグで先発投手が打席に入り、米最強左腕から華麗にライト前に打ち返したが、一塁へ走らず。アウト(記録はライトゴロ)になるという珍事が発生した。いったい、なぜ走らなかったのか――。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が実際の場面を動画付きで公開すると、米ファンを「野球の仕方を忘れたのか?」と困惑させている。
レッズ右腕カスティーヨが打席で珍事、カーショーから打ったのに走らず…
米大リーグで先発投手が打席に入り、米最強左腕から華麗にライト前に打ち返したが、一塁へ走らず。アウト(記録はライトゴロ)になるという珍事が発生した。いったい、なぜ走らなかったのか――。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が実際の場面を動画付きで公開すると、米ファンを「野球の仕方を忘れたのか?」と困惑させている。
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球場中の誰もが、目が点になった。まさかの珍事で話題を呼んでしまったのは、レッズのルイス・カスティーヨ投手だ。15日(日本時間16日)のドジャース戦に先発し、2-1とリードして迎えた3回先頭の自らの打席。相手は米屈指の左腕クレイトン・カーショー。少しでも自らを楽にしたい場面で、カスティーヨのバットから快音が響いた。
フルカウントからの6球目、高め速球を振り抜いた。ライナー性の打球はライトへ。打球は右翼手ベリンジャーの前でワンバウンド。クリーンヒットだ。誰もがそう思った次の瞬間だった。いったん、二塁手へボールを返そうとしたベリンジャーは何かに気づくと、勢い良く一塁へ送球した。通常ならもう一塁を駆け抜けているはずだが、しかし――。
カスティーヨは塁上にいなかった。それどころか、わずかに打席を出たあたりから走り出したところ。当然、悠々とアウト。何が起こったのか分からない球場に何とも言えない空気が漂い、カスティーヨが戻ってきたレッズのベンチも失笑するしかなかった。