パッキャオ、世紀の判定負けに“疑惑”の声 米中継局ESPN「議論呼ぶ大番狂わせ」
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦がオーストラリアのサンコープスタジアムで行われ、世界6階級制覇の王者マニー・パッキャオが1位のジェフ・ホーンに0-3の判定で敗れ、王座陥落を喫した。しかし、世紀の大番狂わせを“疑惑の判定”を指摘する声が米メディアから上がっている。
まさかの0-3判定負けで王座陥落…勝者は無名の豪州選手「驚くべき判定勝利」
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦がオーストラリアのサンコープスタジアムで行われ、世界6階級制覇の王者マニー・パッキャオが1位のジェフ・ホーンに0-3の判定で敗れ、王座陥落を喫した。しかし、世紀の大番狂わせを“疑惑の判定”を指摘する声が米メディアから上がっている。
パッキャオの勝利だったと明確に主張しているのは、米大手スポーツネットワークESPN電子版だ。試合を中継したのも同局だった。
「パッキャオは第9ラウンドにホーンをコーナーに追い詰め、猛烈で一方的なパンチで彼を血まみれにし、試合は止めさせる間際まで追い込んだ。しかし、スコアボードの判定はパッキャオを、議論を呼ぶ大番狂わせの犠牲者にさせ、ホーンには満場一致の驚くべき判定勝利が贈られた」
本拠地の5万5000人の観衆の声援を背に、史上6人目の世界6階級を制覇したフィリピンの英雄を倒したホーンの勝利に、記事では明確な疑問符をつけている。
ジャッジのワレスカ・ロルダン氏は117-111で、クリス・フローレスさんは115-113で、ラモン・セルダンさんは115-113でホーン勝利としていたが、 ESPN電子版の独自採点は完全に逆だったという。