アフマダリエフ「歴史を変えるために来た」 モンスター井上尚弥を上回ると豪語する“総合力”
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と対戦するWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が1日、横浜市内のジムに現れた。「歴史を変えるために来た」と“怪物超え”を目論む強者が練習を公開。只者ならぬ雰囲気を漂わせた。両者は14日に、名古屋市のIGアリーナで激突する。

14日に井上尚弥VSアフマダリエフ
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と対戦するWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が1日、横浜市内のジムに現れた。「歴史を変えるために来た」と“怪物超え”を目論む強者が練習を公開。只者ならぬ雰囲気を漂わせた。両者は14日に、名古屋市のIGアリーナで激突する。
引き締まった体が異彩を放っていた。アフマダリエフは公開練習で、シャドーボクシングとミット打ちを披露。井上の父・真吾トレーナーらが視察する中で、練習は軽く流し、手の内を明かさなかった。しかしジムに響いたミット打ちの音と、Tシャツの袖がはちきれんばかりのたくましい腕が、強者ぶりを示していた。
井上に対しては「戦績、人柄を含めて選手として尊敬している」と敬意を示した。その上で「2人の強い選手が真剣に戦った時は相当見ごたえがある。美しくクオリティの高い試合になる」と対戦を待ち望んでいる。井上を上回っている点を問われると「自分の特徴はパンチ、技術、耐久力。それから考える力を総合的に持っていて、そこが優れている」と力を込めた。
井上陣営はアフマダリエフを「キャリア最大の強敵」と警戒。アマチュア時代は、2015年の世界選手権で銀メダル、16年のリオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得。18年3月にプロデビューを果たすと、20年1月から23年4月にマーロン・タパレス(フィリピン)に敗れるまでWBA&IBF世界同級王座を保持していた。
プロ唯一の黒星を喫したタパレスとの対戦は、前の試合で左手首を骨折していた影響があったという。「怪我の治り具合は順調。全く問題ない」と説明し、井上との対戦に向けては計100ラウンドを超えるスパーリングをこなして調整してきた。アフマダリエフは「井上に勝つため。歴史を変えるために日本に来た」と強調した。
興行は、NTTドコモの映像配信プラットフォーム「Lemino」で独占無料生配信。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、30歳のアフマダリエフが14勝(11KO)1敗。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











