日本王者・石井渡士也、貫録の5回TKOで初防衛「格をもっと上げる」 陣営はV3戦で辰吉寿以輝との対戦熱望
ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦が21日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者・石井渡士也(RE:BOOT)が同級1位・津川龍也(ミツキ)に5回2分48秒でTKO勝ち。ジム初の日本王者は快勝で初防衛に成功した。戦績は24歳の石井が10勝(7KO)1敗2分、25歳の津川が14勝(9KO)3敗。

石井渡士也VS津川龍也
ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦が21日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者・石井渡士也(RE:BOOT)が同級1位・津川龍也(ミツキ)に5回2分48秒でTKO勝ち。ジム初の日本王者は快勝で初防衛に成功した。戦績は24歳の石井が10勝(7KO)1敗2分、25歳の津川が14勝(9KO)3敗。
王者の風格を漂わせた。序盤から激しく打ち合った両者。石井は初回に津川の鋭いジャブやワンツーを浴びるも、好戦的な姿勢を見せ続けた。2回に右ストレートを顔面にヒットさせ、3回にフック、アッパーを叩き込んだ。圧力をかけてペースを握り、連打を浴びせたところでレフェリーが試合を止めた。
試合後には「1ラウンド目から来ると思っていたが、相手は(体力が)持たないんじゃないかと思った。2ラウンド目から自分のペースにすんなりと持っていけた。相手の良いパンチも芯で当てさせていない」と振り返った。その上で「これだけの内容で勝てたので、自分の成長かなと思います」と喜んだ。
また、興行のタイトルが「フェニックスバトル141」だったことにちなみ「決まった時から『いしい』の日だと思った。初防衛戦をメインでできたことがうれしい。忘れられない興行だと思う」と笑った。
石井は4月の王座決定戦で福井勝也(帝拳)に10回TKO勝ち。2013年にジムがオープンして以来、男子では初の日本王者となった。陣営の射場哲也会長によると次戦は来年、ジム初の自主興行で指名試合を予定しているという。その試合をクリアし、3度目の防衛戦で日本同級10位・辰吉寿以輝(大阪帝拳)との対戦を切望している。石井は「自分の格をもっと上げていく」とさらなる高みを目指した。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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