残り56秒 八村塁の“決死の3P”止めた相手は自賛「ルイがベストプレーヤーだと…」
男子バスケのNCAAトーナメント(全米大学選手権)は30日(日本時間31日)、西部地区決勝でゴンザガ大がテキサス工科大に69-75で逆転負け。両チーム最多の22得点をマークした八村塁が終盤に放った決死の3ポイントを阻止した相手選手は「ルイがベストプレーヤーだということは分かっていた」と明かした。
試合終盤で八村をブロックしたオーウェンス「やらなければいけなかった」
男子バスケのNCAAトーナメント(全米大学選手権)は30日(日本時間31日)、西部地区決勝でゴンザガ大がテキサス工科大に69-75で逆転負け。両チーム最多の22得点をマークした八村塁が終盤に放った決死の3ポイントを阻止した相手選手は「ルイがベストプレーヤーだということは分かっていた」と明かした。
6点差を追いかける後半残り56秒。八村が3ポイントを狙った。しかし、起死回生を狙った一撃は相手のブロックで阻まれた。ゴンザガ大のエースの前に立ちはだかり、大仕事をやってのけたのは、タリク・オーウェンスだ。
試合後、ビッグプレーの場面について「ルイはベストプレーヤーだということは分かっていた。あの時点で自分の役割はカバー。相手がルイにパスしようとすることは分かっていたからね」と振り返り、さらに胸を張った。
「ジョシュ・パーキンスがドライブに来た時、自分はヘルプに出た。その時でもルイのポジションは分かっていた。彼がシュートを打つことは分かっていたので、そこに行かなければいけなかった。正直、スマートなプレーではなかったけど、彼がキャッチするのを見た瞬間、自分の足が反応してくれた。成功しない時もあるけど、やらなければいけなかった。うまくいったよ」
一か八かのブロックだったと明かしたオーウェンス。正念場のビッグプレーでファイナル4進出に貢献し、喜びを隠せなかった。
(ジョセフ・ディポリート / Joseph D’Hippolito)