「なんて魅力でしょう!」 チェンの世界新Vにタラソワ氏感嘆「我々の進む方向です」
フィギュアスケートの世界選手権は23日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位のネイサン・チェン(米国)が自己ベストを大きく更新し、ともに世界新記録となる216.02点、323.42点で大会連覇を飾った。直前に羽生結弦(ANA)が魅せた美しい世界記録の演技に動じることなく、すぐに新たなレコードを打ち立てた。そのパーフェクトな滑りを、フィギュア大国ロシアの専門家も次々に称賛している。
チェンの羽生超えの衝撃演技にロシアの名伯楽も感嘆
フィギュアスケートの世界選手権は23日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位のネイサン・チェン(米国)が自己ベストを大きく更新し、ともに世界新記録となる216.02点、323.42点で大会連覇を飾った。直前に羽生結弦(ANA)が魅せた美しい世界記録の演技に動じることなく、すぐに新たなレコードを打ち立てた。そのパーフェクトな滑りを、フィギュア大国ロシアの専門家も次々に称賛している。
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黄色く染まったリンクでチェンは、少しも動じることがなかった。五輪王者が魂の舞いを披露し、地元ファンが熱狂に沸く。投げ込まれる無数のくまのプーさんのぬいぐるみ。優勝を争うライバルに最高の演技を見せられたが、この19歳の心は揺れなかった。4本の4回転を含め高難度のジャンプを次々と着氷。羽生が出した世界記録を8分後に塗り替えてみせた。
日本のファンからも拍手で称えられたチェン。ロシアの国営放送で解説を務めた名伯楽も称賛を送っている。演技後、重鎮タチアナ・タラソワ氏は「ブラボー、ブラボー。ファンタスティックでした。ファンタスティックでした。私も泣いてしまいます。これが男です、これがフィギュアスケートです。これが(我々が進むべき)方向です。彼はコーチと距離が遠く離れた場所で練習をしてきました。これが強い意志です。ラーフィク(アルトゥニアンコーチの愛称)おめでとう」と感無量の様子でまくし立てた。