羽生結弦4Loに加点+1は「あり得ない」 伊解説者が採点方式に持論「矛盾いけない」
「技術点と構成点の間に矛盾があってはいけない」と持論
さらに、採点についても持論を展開している。3位に入ったヴィンセント・ジョウ(米国)の演技構成にも触れながら、同氏は「プログラムの構成点は4回転の本数に比例して加点されていくべきではない。それは構成点の意義を否定するものだし、技術的な難易度だけで評価してしまうことになる。私は今大会の反省点はそこからだと思う」と語ったという。
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羽生の4回転ループで加点が1点だったジャッジがいたことについても指摘。「入りに工夫があり高さもある、あの4回転ループにたった+1とは有り得ないと僕は思うよ」とし、「一人のジャッジを批判したい訳ではない。この問題は複雑で、ジャッジたちの採点ではなく採点システムそのものにあるんだ。技術点と構成点の間に矛盾があってはいけない」と力説したという。
他の選手も例に出しながら採点について見解を語った同氏は「もし、優れて抜きん出た演技したいのならハニュウのようなプログラムにすると良い。それは間違いない」と言及。その上で「この採点システムは、一元的な選手を称賛するのに作られた訳ではないと思う。つまり4回転ジャンプだけで他の中身がないようなプログラムに対してだ」と続けた。
「それならば(4回転の本数が重視される現状ならば)、早急に(システムの)見直しが必要だ!」と考えを訴えたという。アンベーシ氏はフィギュア界がさらに魅力的な発展を願うように、来季に向けた提言を行っていた。
(THE ANSWER編集部)