メドベージェワ、復活の逆転表彰台へ タラソワ氏は感激「観衆はジェーニャを愛した」
フィギュアスケートの世界選手権は20日、女子ショートプログラム(SP)で平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が74.23点とシーズンベストを更新する滑りで4位に入った。今季の序盤戦は不調で、逆転で代表に選出された元世界女王。復活の演技に、母国の名コーチ、タチアナ・タラソワ氏は感激を隠せない様子だ。
輝き取り戻したメドベージェワの演技に母国の要人たちが喝采
フィギュアスケートの世界選手権は20日、女子ショートプログラム(SP)で平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が74.23点とシーズンベストを更新する滑りで4位に入った。今季の序盤戦は不調で、逆転で代表に選出された元世界女王。復活の演技に母国の名コーチ、タチアナ・タラソワ氏は感激を隠せない様子だ。
大好きな日本でメドベージェワが輝きを取り戻した。冒頭のフリップ―トウループの連続3回転ジャンプは回転不足となったが、その後のジャンプは美しく決めて、表現力の項目でも高い評価を獲得。国際大会では今季のベストをマークした。
明らかな復調気配を見せるメドベージェワについて、ロシアの国営放送で解説を務めた名伯楽タラソワ氏も感無量の様子だ。現地のスポーツ紙「スポルトエクスプレス」によると、こう話していたという。
「会場が沸き上がりました、観衆はジェーニャを愛していて、これからも愛するでしょう。彼女は良い滑りを見せました。彼女は特に秀でた演技構成ではないけれど、それを滑り切りました。もちろん、連続ジャンプをもっとうまく跳べればよかったのですが」
不振の時期、メドベージェワが母国で批判に晒された際には、世論に苦言を呈するなど擁護を続けてきた。世界選手権で見せた堂々とした演技には喜びもひとしおだったに違いない。