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世界陸上へ…田中希実の真剣な願い「早く自分が戻ってきますように」 短冊に記した意味、突き詰める“無心”

9月に東京・国立競技場で行われる世界陸上の日本代表に内定した選手が7日、都内で会見を行った。6日まで行われた日本選手権で、新たに6人が内定。女子1500メートルと5000メートルの2種目で内定した田中希実(New Balance)は「早く自分が戻ってきますように」と、七夕の短冊に願いを込めた。その意味とは。

会見に出席した田中希実【写真:編集部】
会見に出席した田中希実【写真:編集部】

世界陸上の代表内定者が会見

 9月に東京・国立競技場で行われる世界陸上の日本代表に内定した選手が7日、都内で会見を行った。6日まで行われた日本選手権で、新たに6人が内定。女子1500メートルと5000メートルの2種目で内定した田中希実(New Balance)は「早く自分が戻ってきますように」と、七夕の短冊に願いを込めた。その意味とは。

 田中は4日の日本選手権、女子5000メートルで21年ぶりに大会記録を更新する14分59秒02で4連覇を達成。6日の1500メートル決勝も4分4秒16で制し、史上初の6連覇を成し遂げた。4年連続の2冠で、2種目の代表に内定し「2種目で世界陸上に出たいと当初から言っていたので、改めて決めることができて安堵感があるのが今の正直な気持ち。しっかり2種目で勝負できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 9月の本番に向けて「実戦と合宿の両面で地力の底上げをしていきたい」という。すでに7月19日に英ロンドンで行われるダイヤモンドリーグに、5000メートルで出場が決定。大会に出場しつつ、高地トレーニングを中心とした海外合宿を重ねていく予定だ。

「今回の日本選手権は、地力の確認ができた1つの大会だった。やっと地力の確認という風に今シーズンに入ってから思えたところがある。ここからちょっとスロースタートにはなるが、いよいよ代表も決まったことだし、本腰を入れてトレーニング、という気持ちで臨んでいきたい」

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