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やり投げ女王・北口榛花が漏らしたまさかの悩み「やりが真っ直ぐ…」 世界陸上連覇へ七夕の願い

9月に東京・国立競技場で行われる世界陸上の日本代表に内定した選手が7日、都内で会見を行った。女子やり投げの北口榛花(JAL)は、前回2023年大会の優勝ですでに内定済み。6日まで行われた日本選手権は右肘の炎症で欠場したものの会見には参加し、まさかの悩みを打ち明けた。

会見に出席した北口榛花【写真:編集部】
会見に出席した北口榛花【写真:編集部】

世界陸上代表の内定会見に参加

 9月に東京・国立競技場で行われる世界陸上の日本代表に内定した選手が7日、都内で会見を行った。女子やり投げの北口榛花(JAL)は、前回2023年大会の優勝ですでに内定済み。6日まで行われた日本選手権は右肘の炎症で欠場したものの会見には参加し、まさかの悩みを打ち明けた。

 この日は七夕。会見場には笹が用意され、各選手が願いを記した短冊を吊るした。北口の願いはまさかの「やりがまっすぐとびますように」。2023年のブダペスト世界陸上、2024年のパリ五輪を制した女王は「すごく初歩的なんですけど……」と照れ笑いしつつ、「こんなの願っていたら、やり投げ選手になったらダメだと思うが、願いたいぐらい本当にやりが真っ直ぐ飛ばなくて悩んでいる」と明かした。

 北口は「やりが真っ直ぐ飛んでくれれば必ず記録も出ると信じている。その日を待っていたらできないと思うので、実現させられるように頑張りたい」と世界陸上の連覇に向け、改善を誓った。6日まで3日間開催された日本選手権は右肘の炎症のため欠場。8月20日にスイス・ローザンヌで行われるダイヤモンドリーグでの復帰を目指し、下半身を中心としたトレーニングを再開している。

 日本選手権は中継で観戦し「こんなに陸上好きだったんだなと思うぐらい、テレビやYouTubeから離れられなくて、すごく楽しめた。2日目は感動するポイントが多々あって、すごく刺激的だった。自分も腐らず頑張りたい」と夢中になった。感動した点を1つあげるならとの問いには「1つに決めるのが本当に難しいぐらい。日本選手権ってこんな泣ける番組だったかな」と漏らし、報道陣の笑いを誘った。

「(JALの)チームメートで女子走り幅跳びの高良(彩花)さんの優勝も泣いたし、(男子100メートルの)桐生(祥秀)さんの優勝インタビューでも泣いたし、自分の大学(日大)の先輩(男子やり投げ・崎山雄太)が大記録で優勝したところでも感動して泣いた」と具体例を挙げ、「なんか寝るのが大変でした」とお茶目に笑った。

 今回の日本選手権で新たに代表内定したのは、男子200メートルの鵜澤飛羽、110メートル障害の泉谷駿介と野本周成、400メートル障害の井之上駿太、やり投げの崎山。女子では田中希実が1500メートルと5000メートルの2種目で内定した。この日の会見には、野本、崎山以外の4人とすでに内定していた男子110メートル障害の村竹ラシッド、北口が登壇した。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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