メドベとトゥクタミシェワの差はどこに? 投票で「19:7」の大差がついた意外な理由
今季の実績では上だったトゥクタミシェワには最後まで健康面の不安が
一方でトゥクタミシェワは今季復活を遂げて好調だったが、グランプリ(GP)ファイナルで3位になった後、ロシア選手権は肺炎で欠場。それが最後まで響いたとみている。
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「加えて、ロシアフィギュアスケート連盟の舞台裏では、完全に健康が回復していないトゥクタミシェワについて話されていた。そう、彼女はすでに演技していて、プログラムを通しで練習しているのだが、世界選手権までの2週間半、肺炎はそんなに速く治らないかもしれない」
健康状態も考慮された結果だと分析し、代表決定後のトゥクタミシェワのツイートにも触れ、「彼女は自身のツイッターで彼女のファンにすすり泣きたい胸中を明かしている」と伝えている。
「メドベージェワかトゥクタミシェワの2人のうちどちらかは負けなければならなかった。そしてトゥクタミシェワが敗れた。彼女は2015年の上海で優勝して以来の世界選手権を制する最後のチャンスを譲ったかもしれない。我々は、もうすぐトゥトベリーゼ氏の神童たちがシニアデビューすることを覚えている」
記事ではロシアが誇る“金の卵”、アレクサンドル・トルソワや、アリョーナ・コストルナヤらが来季からシニアデビューすることから、ロシアの代表をめぐる争いはさらに激化することは必至だ。トゥクタミシェワにとっては、今年がラストチャンスとなる可能性にも言及している。
そして最後に逆転で出場権を勝ち取ったメドベージェワと、ザギトワの再対決にクローズアップ。「しかしロシアのフィギュアスケートファンにとって重要なのは――。私たちはまたザギトワとメドベージェワの対決を見ることができるということだ! もうすぐ3月に。これは心を惹きつける場面になるに違いない」と締めくくっている。
無念の結果に涙をのんだトゥクタミシェワ。一方で日本行きの切符を掴み取ったメドベージェワ――。多くの思いも背負って、埼玉の地に立つことになる。
(THE ANSWER編集部)