メドベとトゥクタミシェワの差はどこに? 投票で「19:7」の大差がついた意外な理由
ロシアスケート連盟は27日、3月のフィギュアスケート世界選手権(埼玉)の女子代表3選手を発表。アリーナ・ザギトワ、ソフィア・サモドゥロワ、エフゲニア・メドベージェワに決まった。代表選手の3枠目を決めるロシア連盟のコーチ評議会の投票ではメドベージェワが19票を集めたのに対して、対抗馬と見られていたエリザベータ・トゥクタミシェワは7票にとどまり、スタニスラワ・コンスタンチノワとともに補欠となった。なぜこうまで差がついたのか――。現地メディアが特集している。
コーチ評議会の投票では「19:7」でメドベが圧倒的支持、現地メディアが理由に迫る
ロシアスケート連盟は27日、3月のフィギュアスケート世界選手権(埼玉)の女子代表3選手を発表。アリーナ・ザギトワ、ソフィア・サモドゥロワ、エフゲニア・メドベージェワに決まった。代表選手の3枠目を決めるロシア連盟のコーチ評議会の投票ではメドベージェワが19票を集めたのに対して、対抗馬と見られていたエリザベータ・トゥクタミシェワは7票にとどまり、スタニスラワ・コンスタンチノワとともに補欠となった。なぜこうまで差がついたのか――。現地メディアが特集している。
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メドベージェワとトゥクタミシェワの差はどこにあったのか。ロシアメディア「aif.ru」は「メドベージェワにとっての奇跡。なぜ、トゥクタミシェワではなく彼女が日本に行くのか?」と題して記事を展開している。
「19:7――世界選手権の3番目の代表選手を決めるコーチ評議会の投票でなぜそんな大差でメドベージェワはトゥクタミシェワに勝ったのか? 1か月前はこのような結果は誰も信じられなかった」
記事では今季のグランプリ(GP)シリーズで表彰台に上がったのはスケートカナダの銅メダルだけ。そこではトゥクタミシェワが優勝を飾っていた。GPファイナルには出場できず、ロシア選手権では7位で欧州選手権の出場も逃していた、今季のメドベージェワの成績を振り返り、「ハッピーエンドを信じていたとしたら、ジェーニャ(メドベージェワの愛称)本人だけだろう」と言及している。
その上でロシア杯ファイナルでの優勝を“小さな奇跡”と表現。「メドベージェワはフリーで転倒があったのに彼女は優勝した。トゥクタミシェワも(SPで)トリプルアクセルで失敗したからだ」。その結果、2人の得点の差はたった1.71点で、現在の採点方法においては、半回転の回転不足や着氷の乱れで覆る、ほんのわずかな差だとしている。だがそのわずかな差で勝ち取った勝利が「メドベージェワに有利に働いた」と分析している。