坂本花織、フリー直前「んん?!」と笑ってしまった声の主 主将務めた国別対抗戦「2年後は絶対出ない(笑)」

――大会を楽しもうと滑り切れたか。
「この試合は緊張感半分、楽しさ半分という感じ。緊張はいつも通りあったんですけど、皆の盛り上げのおかげで楽しさが復活してきたって感じです」
――ジャンプの細かいミスがあったが、気合で。
「これが気合で乗り切った演技です! っていう演技でした(笑)」
――演技直前、日本の応援ブースから「フレーフレーかおちゃん!」と言ってきたのは誰だったのか。
「(森田)真沙也ですね。『花織ちゃん、最初聞こえました? 僕のフレーフレー!』って言ってきて(笑)。めっちゃ聞こえたよぉって。最初、1回目のフレーが何言ってるかわからなくて。でも2回目はフレーって聞こえて『んん?!』ってなって。ちょうど反対のショートサイドの方にいて『かーおーちゃん!』て聞こえた瞬間(笑)。試合前、集中したいけど笑い抑えられなくて『もうええわ』と思ってずっと笑ってました」
――来季はショート、フリーともに変える。ハードなプログラムの「シカゴ」は最後。得たものは。
「このフリーをやる前は『自分シカゴ合うかな?』ってすごい不安はあった。これだけ密度の濃いプログラムを作ってもらって、最初は1年で間に合うかなって言う不安はあったんですけど、試行錯誤しながらもちゃんと最後は自分のものにできたんじゃないかなと思う。自信になった1年でした」
――国別対抗戦の出場は最後か。
「そうですね、2年後は絶対出ないですね(笑)。楽しすぎて、はしゃぎすぎて。ずーっと中野先生に止められてました。暴走しすぎて。『自分、滑るのに力残しときよ』みたいな感じで。
めちゃくちゃ楽しかったです。今年特に楽しかったかな。やっぱり大変だなってふとした瞬間に思うこともあったんですけど、リンクに来たら『やっぱり楽しいわ』って思いました。これで多分、自分が団長じゃなかったらもうちょっとテンション低かったかもしれないです」
――団長の後継者は。
「ちょっと今、探し中で。探しときます」
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)
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