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デンソーが悲願の初優勝に王手 最年長35歳・高田真希を動かした味方の奮闘「これは走らなきゃ」【女子バスケ】

バスケットボール女子Wリーグの頂点を決めるプレーオフ・ファイナル第3戦が12日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、レギュラーシーズン2位のデンソーが同首位の富士通に76-53で勝利した。2勝1敗で初のリーグ優勝に王手。両チーム最多の24得点を挙げた高田真希は、仲間の奮闘する姿に刺激を受けた。鼓舞し合ったチーム力を勝因に挙げ、日本一に突き進む。

両チーム最多の24得点を挙げたデンソー・高田真希(左)【写真提供:Wリーグ】
両チーム最多の24得点を挙げたデンソー・高田真希(左)【写真提供:Wリーグ】

「京王電鉄 Presents Wリーグプレーオフ 2024-2025」ファイナル

 バスケットボール女子Wリーグの頂点を決めるプレーオフ・ファイナル第3戦が12日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、レギュラーシーズン2位のデンソーが同首位の富士通に76-53で勝利した。2勝1敗で初のリーグ優勝に王手。両チーム最多の24得点を挙げた高田真希は、仲間の奮闘する姿に刺激を受けた。鼓舞し合ったチーム力を勝因に挙げ、日本一に突き進む。

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 足が勝手に動いた。4点差に追い上げられた第3クォーター残り11秒。センターライン付近でドリブルをつく相手に梅木千夏が手を伸ばした。ボールを奪って駆け出す仲間を高田はすぐさま追走。「すごくしんどい場面でハッスルしてくれた。これは走らなきゃ」。梅木のパスを受けた最年長35歳がレイアップを沈め、相手に傾きかけた流れを引き戻した。

 気持ちは伝播する。インサイドで体を張り続けた高田や馬瓜エブリン。梅木は刺激を受けた。「それに負けないぐらい私たちも(相手)ガード陣を苦しめないと、簡単に点を取られてしまう。そこは責任を持ってやらないといけない」。富士通の司令塔・町田瑠唯から7本のターンオーバーを奪取。昨季女王の得意なピックアンドロールを自由にさせなかった。

 梅木は「ピックアンドロールを守っているボールマンとセンターだけじゃなく、周りのみんなが守ってくれる」と信頼を口にした。5人全員がプレッシャーをかけ、相手の攻撃を少しでも遅らせることでマークに戻れる。「5人で守るチームディフェンスが今日は良かった」と胸を張った。

 両軍最多の24得点をマークした高田も「みんなで声をかけて助け合い、励まし合いながら40分間やり続けられた。苦しい時に頑張れる選手がたくさんいるのは心強い。周りが頑張っているから自分も頑張ろうと凄く思っている」とチーム力を勝因に挙げた。悲願の初優勝まであと1勝。「相手どうこうよりも、自分たちが一人ひとりの役割を徹底できるか」と気を引き締めた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)


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