錦織、“復活の同志”との名勝負待望 ワウリンカに敬意「彼は偉大な選手です」
男子テニスのABN・AMROワールドは15日、シングルス準々決勝で第1シードの世界ランク7位・錦織圭(日清食品)が同38位マートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-3、6-2で下して4強進出を決めた。勝利目前には、らしさあふれる「エア・ケイ」が炸裂。ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで紹介し、脚光を浴びていたが、準決勝で激突するのは同68位スタン・ワウリンカ(スイス)。昨年、ともに故障と闘ってきた同志にエールを送り、対戦を待ち望んでいる。
ともに故障と闘ってきた盟友「ワウリンカが復活してプレー見るのは嬉しい」
男子テニスのABN・AMROワールドは15日、シングルス準々決勝で第1シードの世界ランク7位・錦織圭(日清食品)が同38位マートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-3、6-2で下して4強進出を決めた。勝利目前には、らしさあふれる「エア・ケイ」が炸裂。ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで紹介し、脚光を浴びていたが、準決勝で激突するのは同68位スタン・ワウリンカ(スイス)。昨年、ともに故障と闘ってきた同志にエールを送り、対戦を待ち望んでいる。
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最高の状態でセミファイナルに乗り込む。第2セット、勝利を目前に控えたサービング・フォー・ザ・マッチだ。錦織はフチョビッチから上がったチャンスボールに前進。すると、左足で踏み切り、勢い良く跳び上がった。そして、滞空時間の長い跳躍から思い切りラケットを振り、渾身のフォアハンドを炸裂。クロスに強烈なウィナーを決め、マッチポイントを握ったのだった。
この日の絶好調ぶりを表すようなシーン。ロッテルダムの観衆を興奮させたシーンを「テニスTV」公式ツイッターは「準決勝へ向けて飛んでいく… #AirKei」とつづり、実際のシーンを動画付きで公開した。1時間18分でストレート勝ちを収めた圧倒的な戦いぶりは海外メディアから称賛が相次いでいたが、錦織はすぐさま次なる戦いに気持ちを切り替えている。
試合後、「テニスTV」のインタビューに登場した。「説得力あるパフォーマンスでしたね」と質問されると、充実の表情を浮かべた。「今日はこれまでよりもずっと良かったです」「今日のプレーはすごく満足しています」などと流暢な英語で手応えを示したが、セミファイナルはライバルと対峙する。通算成績4勝5敗というワウリンカだ。