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渋野日向子「フガフガしないこと」 復活Vへの課題を独特表現、2年4か月ぶりの国内トップ10発進

女子ゴルフの国内ツアー・Vポイント×SMBCレディス第1日が21日、千葉・紫CCすみれC(6668ヤード、パー72)で行われた。渋野日向子(サントリー)は4バーディー、2ボギーの70で回って2アンダーとし、首位で5アンダーの青木瀬令奈に3打差の4位につけた。米ツアーを主戦場にする渋野の国内ツアーでのトップ10発進は、2022年11月のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ以来となった。残り2日の課題を「フガフガしない」と独特の表現で示した。

Vポイント×SMBCレディス初日でプレーする渋野日向子【写真:Getty Images】
Vポイント×SMBCレディス初日でプレーする渋野日向子【写真:Getty Images】

Vポイント×SMBCレディス第1日

 女子ゴルフの国内ツアー・Vポイント×SMBCレディス第1日が21日、千葉・紫CCすみれC(6668ヤード、パー72)で行われた。渋野日向子(サントリー)は4バーディー、2ボギーの70で回って2アンダーとし、首位で5アンダーの青木瀬令奈に3打差の4位につけた。米ツアーを主戦場にする渋野の国内ツアーでのトップ10発進は、2022年11月のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ以来となった。残り2日の課題を「フガフガしない」と独特の表現で示した。

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 最終18番パー5。渋野は残り78ヤードからの第3打をバックスピンでピン下1メートルにつけた。慎重なストロークでカップイン。シブコスマイルでギャラリーの声援に応えた。

「日本でしか見られない景色ですし、本当にありがたいです」

 スタート前から「おかえり」「頑張ってよ」と声をかけられた。米ツアーが急きょオープンウィークになったこともあり、今大会には渋野、吉田優利、勝みなみ、西村優菜、岩井明愛、岩井千怜も参戦。ただ、渋野は前日に「コースが難しい。アンダーが出れば万歳」などと話していた。

 3年前の22年に日本女子オープンが開催されたコースで、硬く、速いグリーンが特徴。多くの選手は苦戦していたが、この日の渋野はそれに対応していた。

「耐えて耐えてゴルフで、難しいパットも入れられたことがいいスコアにつながったと思います。きれいなグリーンなので、自分が信じたところに打っていきました」

 米ツアーの場合は、芝の状態によってボールの転がりが不規則になるグリーンも珍しくはない。それを知るがゆえに、渋野はきれいなグリーンの「ありがたみ」を感じながらプレーしていた。国内ツアーでは約2年4か月ぶりのトップ10発進。本人も「久しぶりですね」と言いつつ、すぐに「でも、私はいつも何かしらをやらかすので、明日は欲張り過ぎないようにします」と自虐で取材陣を笑わせた。

 その上で「やらかさないためには」と問われると、「フガフガしない」と返した。「焦らない」という意味のようで、「今日はフガフガしないで冷静にできました。いや、いいフガフガもあったかな(笑)」と謎の説明で煙に巻いた。

 大会前には、東京ドームでカブス―ドジャース戦を生観戦。「大谷選手も好きですし、山本由伸選手は同郷です。お会いしたことはないですけど好きです。佐々木朗希選手も投げていましたし、『足が長い』って思いました」など話し、リラックスもできている。初日の好発進で21年10月、樋口久子 三菱電機レディス以来の優勝も期待されるが、渋野はこのまま気負わず、残り2日をやり切るつもりだ。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)


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