宇野昌磨、崩れ落ちた9秒間 “感動シーン”に米紙脚光「吐く息も残ってないよう」
フィギュアスケートの四大陸選手権は9日(日本時間10日)、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリー世界最高となる197.36点をマーク。自己ベストの合計289.12点で大逆転Vを飾った。演技後、膝から崩れ落ちた印象的なシーンに米メディアも脚光。「吐く息も進む力も残ってないようだった」と表している。
演技後にリンクに手をついて立ち上がれず「体の中に吐く息も進む力も…」
フィギュアスケートの四大陸選手権は9日(日本時間10日)、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリー世界最高となる197.36点をマーク。自己ベストの合計289.12点で大逆転Vを飾った。演技後、膝から崩れ落ちた印象的なシーンに米メディアも脚光。「吐く息も進む力も残ってないようだった」と表している。
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すべてを出し尽くした。それを象徴するようなシーンだった。宇野は迫真の4分間を演じ切ると、思わず膝の力が抜けたかのように崩れ落ち、両手両膝を氷についた。右足首に不安を抱えながら演じた魂の演技。ホンダセンターに大歓声が響き渡る中、宇野はおよそ9秒立ち上がることができなかった。死力を尽くした証しだった。そんな姿に開催国の米メディアも注目した。
米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「日本のショウマ・ウノが四大陸選手権でタイトルへ躍動」と見出しを打って特集。「ショウマ・ウノはベートーベンの『月光』に乗せた完璧に近い演技を終えた時にホンダセンターの氷上にひざまずいた」と演技後の様子に脚光を浴びせた上で「まるで、彼の体の中に吐く息も進む力も残ってないようだった」と迫真ぶりを表現している。