全盛期を超える全盛期 ナダル全仏V10、数字で見る“帝王”の「魔法のような」強さ
落としたゲーム数「35」…「この大会で起きた全てが魔法のようなもの」
完璧な試合運びを見せた今大会を印象づけるのは、落としたゲーム数「35」だ。
記事によると、1978年全仏を制したビヨン・ボルグの「32」にこそ及ばなかったが、ナダルの全盛期だった2008年の「41」を上回った。まさに、全盛期を超える全盛期に位置していることを証明している。
また、今年に入ってからのツアー勝利数でも際立っており、43勝6敗の数字を残していることを記事では紹介。これはドミニク・ティエム(オーストリア)の34勝13敗を大きく上回っているという。
5連覇を果たした2014年以来、3年ぶりの制覇となったナダルは試合後、「このトーナメントで起きた全てが、まさに魔法のようなものだった。この上なく幸せに感じている」と語ったという。
“赤土の帝王”の強さは、数字から見ても納得のものだった。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer