1週間で消える「雪の大谷翔平」を作る72歳の匠 アメリカで大反響も「少し残念」こぼれた本音

巨大な雪の大谷は「1週間で壊されるのが残念」
雪像チーム「きたきつね」は約40年の歴史がある。企業の組合活動で年に一度、社員が集まって一つの雪像を作ってきた。鈴木さんは札幌への転勤をきっかけに、2002年から主導役を担っている。
【特集】下着・ナプキンが透ける不安「私はずっと気にしていた」 ネットで検索しても答えなき女性アスリートの悩み――陸上・佐藤友佳
退職後に肖像画家となり、昨年の「第70回全日肖展」では内閣総理大臣賞を受賞した。「人の顔に興味がある。その延長線上で、雪像も人物を作っています」。本物に作品を近づけることに全てのエネルギーを注ぐ。「そっくり」の言葉は嬉しくてたまらない、生きがいだ。
さっぽろ雪まつりの大作の魅力は「5日間であの大きさが作れるところ」にあるとも語る。
「彫刻であの大きさのものを作るとなれば、何年がかりになる。それを5日間で作れる手軽さがいい。ただ、1週間で壊されちゃうのが悲しいところです」
粘土の模型だけが残るが、本当は実物のサイズを残したい。「発泡スチロールでもいいので、あの大きさのものを飾れる場所が作れたら」。山の上に小屋を建て、美術館にすることを夢見ている。
5日がかりで作り上げ、1週間で消えていく。儚さも魅力の大谷の雪像は、海の向こうでも話題になった。
MLB公式Xなどで、今回の雪像が写真とともに紹介され100万件以上の表示がなされるほどの反響に。「これはクールだ」などと称賛の声も多数集まったが、鈴木さんは「少し残念」と本音もこぼす。