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1週間で消える「雪の大谷翔平」を作る72歳の匠 アメリカで大反響も「少し残念」こぼれた本音

今年も北海道に現れた、巨大なスーパースターが話題になった。札幌市で4日から開催中の「さっぽろ雪まつり」に、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手と愛犬デコピンの雪像が登場。市民によるチーム「きたきつね」の作品で、中心となって率いたのは72歳のベテラン監督・鈴木博詞さんだ。内閣総理大臣賞にも輝いている肖像画家に、作品に関する思いを聞いた。

さっぽろ雪まつりに大谷翔平&デコピンの雪像が登場【写真:鈴木博詞さん提供】
さっぽろ雪まつりに大谷翔平&デコピンの雪像が登場【写真:鈴木博詞さん提供】

さっぽろ雪まつりで大谷&デコピンの雪像が話題に

 今年も北海道に現れた、巨大なスーパースターが話題になった。札幌市で4日から開催中の「さっぽろ雪まつり」に、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手と愛犬デコピンの雪像が登場。市民によるチーム「きたきつね」の作品で、中心となって率いたのは72歳のベテラン監督・鈴木博詞さんだ。内閣総理大臣賞にも輝いている肖像画家に、作品に関する思いを聞いた。

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 ランドマークタワーのさっぽろテレビ塔をバックに、にっこり笑う巨大な大谷の雪像。隣には愛らしくボールを咥えたデコピンも再現されていた。高さ2メートルで作業は5日がかり。多い日には10人ほどが尽力して出来上がった。

 実物により近づけるため、手は抜けない。鈴木さんは連日7時間ほど雪を削り、自宅で仮眠をとった後は夜通しパソコン作業。粘土で作った模型と雪像の写真を比較し、修正部分を地道に見つけていった。期間中の睡眠時間は3時間ほどだった。

「大雑把に作るだけなら必要のない作業だけれど『似ている』と言ってもらえるために。目の幅が1~2センチ狂っても変に見えてしまう。結構シビアです。何度も幅を広げるとか、上下に移動するとか、数センチ単位のズレを直して本物に近づけます」

 過去には大坂なおみ、羽生結弦、澤穂希、リーチ・マイケルなどを題材にした。「前年に最も話題となったスポーツマン」を中心に選ぶが、該当する人物がいない年にはピコ太郎や小島よしおなどをチョイス。数々の名作を生んでいる。

 大谷を作るのは3年連続。外国人観光客にも知られているスター選手であることも選んだ理由としては大きいが、なにより日本で話題となったアスリートとして右に出るものはいない。鈴木さんも「来年は(大谷以外の)誰かが出てきてほしい」と語るほどだ。

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