新たに発覚した水原被告の“好待遇” 家賃は大谷持ち、妻のファーストクラス航空券…生活困窮は虚偽と指摘
米大リーグ・ドジャースに所属する大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告が6日(日本時間7日)、米カリフォルニア州の裁判所に出廷した。4年9か月の禁錮刑と約1700万ドル(約26億円)の賠償命令が言い渡されたと米メディアは報じている。今回の犯行に至った背景として被告側は生活の困窮を挙げていたものの、検察側は水原被告に対しては“好待遇”だったことを指摘。大谷からポルシェを贈られたことなどオンラインギャンブルに通じた英専門誌が伝えている。

水原被告に量刑言い渡し
米大リーグ・ドジャースに所属する大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告が6日(日本時間7日)、米カリフォルニア州の裁判所に出廷した。4年9か月の禁錮刑と約1700万ドル(約26億円)の賠償命令が言い渡されたと米メディアは報じている。今回の犯行に至った背景として被告側は生活の困窮を挙げていたものの、検察側は水原被告に対しては“好待遇”だったことを指摘。大谷からポルシェを贈られたことなどオンラインギャンブルに通じた英専門誌が伝えている。
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ロイター通信が公式YouTubeで裁判所前からライブ配信するなど、米メディアも集結したこの日。量刑言い渡し後に、検察官のジョセフ・マクナリ氏は「判決は罪の重大さを反映しており、このような犯罪行為を犯そうとする者への強いメッセージを送ることになった」とコメント。「この事件は、残念ながら毎日のように起きている犯罪の著名人バージョンである」とも話した。
今回の量刑について争点の一つとなったのが、水原被告の生活状況。検察側が1700万ドルの賠償と4年9か月の禁錮刑を求刑していたのに対し、水原被告が困窮した生活だったことなどを主張し、減刑を求めていた。
これについてオンラインのギャンブルにフォーカスした英専門誌「iゲーミング・ビジネス」は「ミズハラが禁錮57か月の有罪判決を受けた 裁判官は彼自身を『傷つけた』と語る」との見出しで掲載した記事でこう記した。
「米国検察官ジェフ・ミッチェル氏は、オオタニがミズハラに雑用を頼んだ時にチップを渡していたこと、オオタニら彼が働いていた選手たちから5桁規模の年末ボーナスを受け取っていたことを明かした。オオタニのスポンサー企業もミズハラにギフトや景品を贈っていた。さらに、2023年にはオオタニがミズハラにポルシェを贈ったことも明かした」
水原被告においては「仕事時間の関係で日本に住む妻とは離れて暮らしていて、会うために渡航が必要だったとした。また、彼はニューポート・ビーチでオオタニの近くに住まなければいけないため家賃が高いとも指摘していた」といった主張もある。それでも「連邦地方裁判所のジョン・ホルコム判事は、書類はオオタニがミズハラと彼の妻のファーストクラスの航空券を支払っていたことを示していると指摘。そしてミズハラの家賃もオオタニが支払っていたとした」と報じている。
(THE ANSWER編集部)
