大坂なおみに海外メディアも拍手喝采 「極めて精密」「56本のウイナーが印象的」
テニスの4大大会・全豪オープンは24日、女子シングルス準決勝で世界ランク4位の大坂なおみ(日清食品)が同8位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)に、6-2、4-6、6-4で勝利。フルセットの激闘を制して、日本勢初の決勝進出を決めた。これで全米オープンに続くグランドスラム連覇に王手。世界ランク1位も視野に入った21歳の決勝進出を海外メディアも「彼女は極めて精密」「高いクオリティーの試合を制した」と続々と賛辞が飛んでいる。
グランドスラム連覇に王手、海外メディアからも続々賛辞が
テニスの4大大会・全豪オープンは24日、女子シングルス準決勝で世界ランク4位の大坂なおみ(日清食品)が同8位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)に、6-2、4-6、6-4で勝利。フルセットの激闘を制して、日本勢初の決勝進出を決めた。これで全米オープンに続くグランドスラム連覇に王手。世界ランク1位も視野に入った21歳の決勝進出を海外メディアも「彼女は極めて精密」「高いクオリティーの試合を制した」と続々と賛辞が飛んでいる。
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第3セットのマッチポイント、大坂は強烈なサーブをセンターに見舞った。サービスエース、決まった――。そう思った大坂はみるみる笑顔になりガッツポーズ。だが、まさかのアウトのコール。すぐにチャレンジを要求。ラケットを両手で挟み、お願いのポーズを作る。
願いが届いた。ボールはほんのわずかだけラインの上にかすっていた。インが認められると、跳びあがって喜びを爆発させる大坂。最後はプリスコバと健闘をたたえ合う握手を交わした。
全米オープンに続いて決勝まで駆け上がった大坂。海外メディアも試合を振り返り、称賛している。欧州衛星放送「ユーロスポーツ」イギリス版は「ナオミ・オオサカがカロリーナ・プリスコバとのバトルを制し、全豪オープンの決勝に到達」と題して焦点を当てている。
記事では「ナオミ・オオサカが正確なパワーヒッティングをロッド・レーバー・アリーナの中で創出した。印象深い56のウイナーで6-2、4-6、6-4の勝利をもぎ取り、ペトラ・クビトバと土曜日に顔を合わせることになった」と拍手を送っている。
オーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」も「ナオミ・オオサカが全豪オープン決勝まで勝ち抜く」と特集。「彼女のトップのパワーゲームの一つで、彼女は極めて精密だった。彼女のファーストサーブポイント率は81パーセントを数え、相手より12パーセントも上回った」とプリスコバの69%を上回った、サービスゲームでの優位性を称えていた。