「女子なのにボクシング」はもう古い 井上尚弥杯に中学3連覇の逸材キラリ「最高!って感じ」
山下さん「ボクシングはスポーツ。喧嘩とは違います」
ボクシングにのめり込み、中学生らしいノリで魅力を語る目は輝いていた。
「試合前に緊張している瞬間は、もうホント『マジで帰りたいな』と思うけど、始まったら試合も楽しいですし、練習も楽しいし、ジムも好きだし、『最高!』って感じですね。
ボクシングはスポーツで喧嘩とは違います。今のジムは自分のいいところを伸ばしてくれる。全員に同じ教え方をしないんですよ。一人ひとり違う教え方をしていて、ボクシングを始めてからめっちゃ良い形になってきたなって思ってます」
KG大和ジムの片渕剛太会長は「キックボクシングは苦手と言っていますが、23冠らしいですよ」と明かす。ボクシングで学んだのは「挨拶とか。強い人は優しくないといけないというのは、良く言われます。もちろんスパーリングの時も、後輩には優しくやるじゃないですか。そういうところ」と山下さん。自分の成長を感じるかとの問いには「たぶん(笑)」と頭をかいた。
憧れはやっぱり井上尚弥。「いや、もう最強っす」。将来の夢はプロボクサー。「将来は、自分は当てるけど相手に触らせないボクシングがしたいです」と思い描いた。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)