松山英樹、日本開催の米ツアー終了に感謝「すごく思い出に残る」 ウッズとV争い、21年は優勝
また開催してほしい? 松山「それはそうですね」
振り返ると、今大会はIT企業ZOZOを創設した前澤友作氏(2022年8月にZOZO売却)の強い思いで、19年に始まった。同年、松山は優勝したタイガー・ウッズと競り合って2位。21年大会は、2位に5打差をつけて優勝した。
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日本で開催される貴重な米ツアーも今年で終了。石川遼は「すごくありがたかったし、この大会で世界を知り、皆が世界を目指しているのが今の国内ツアーです」と表現した。10年近く世界で名を轟かせてきた松山も「日本でPGAツアーをやっていただいて、1勝もできましたし、すごく良い思い出に残る大会になりました」と実感を込めた。
思い入れのある大会だけに「ショットを何とかしよう」とあがき、この日もスタートの10番ティーグラウンドで何度もテークバックの動きをチェックしていた。約10メートル離れた練習グリーンでは、その様子を前澤氏が見守っていた。松山が第1打でフェアウェーを捉えると、笑顔で拍手。4日間合計3万4276人のギャラリーも、松山に温かい拍手と声援を送り続けた。
来季以降、再び日本での米ツアー開催を望む声は多く、松山も「開催してほしいですか」の問いに「それはそうですね」と返した。マスターズを制し、パリ五輪銅メダリストにもなった32歳。今後もプレーでベストを尽くし、その日が来ることを願っている。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)