井上尚弥に新たな勲章 衝撃の70秒KOがリング誌選出「KO・オブ・ザ・イヤー」受賞
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級で準決勝進出を決めたWBA世界王者・井上尚弥(大橋)。10月7日のWBSS初戦で元同スーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)をわずか70秒で倒した衝撃の秒殺劇が、権威ある米ボクシング専門誌「リング」の2018年の「ノックアウト・オブ・ザ・イヤー」に堂々の選出を果たした。
権威あるリング誌がパヤノ戦のKO劇を“年間最高KO”に選出
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級で準決勝進出を決めたWBA世界王者・井上尚弥(大橋)。10月7日のWBSS初戦で元同スーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)をわずか70秒で倒した衝撃の秒殺劇が、権威ある米ボクシング専門誌「リング」の2018年の「ノックアウト・オブ・ザ・イヤー」に堂々の選出を果たした。
「The Monster」がまた新たな勲章を加えた。異名通りの強さを全世界に見せつけた一戦は、今季ボクシング界最高のKO劇に選出された。
「ボクシングの聖書」と呼ばれるリング誌は1928年に創設した年間アワード10部門の最終候補5選を事前に発表。井上は年間最優秀選手に相当する「ファイター・オブ・ザ・イヤー」と、最高KO勝利に値する「ノックアウト・オブ・ザ・イヤー」の2部門に、父・真吾トレーナーは最優秀トレーナー賞のファイナリストにノミネートされていたが、井上は最優秀KO賞を見事に受賞した。
この試合、井上は最初に放った電光石火のワンツーでパヤノからダウンを奪った。キャリアで一度もKO負けのなかったパヤノは茫然自失の表情でマットに沈み、立ち上がれず。わずか70秒での秒殺劇となった。
WBSSのプロモーターのカレ・ザワーランド氏は、KO劇を全世界で4億世帯が視聴したことを明らかにした上で「惑星一のパンチャー」と絶賛していた。
圧倒的なパンチ力を印象付けたパヤノ戦の“モンスター劇場”は今年のボクシング界最高のKOシーンとして、名を残すこととなった。
(THE ANSWER編集部)