紀平梨花、5位発進は「氷上のデジャブ」 逆襲に海外期待「差埋めるに有り余る能力」
フィギュアスケートの全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)は21日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、5連覇を目指す宮原知子(関大)が完璧な演技を披露し、76.76点で首位発進した。グランプリ(GP)ファイナルを制覇した紀平梨花(関大KFSC)は68.75点。5位発進となったが、海外メディアは「氷上のデジャブだ」として“吉兆”と分析している。
NHK杯の再現で逆転Vへ、海外メディア期待「キヒラはSP5位だったが…」
フィギュアスケートの全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)は21日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、5連覇を目指す宮原知子(関大)が完璧な演技を披露し、76.76点で首位発進した。グランプリ(GP)ファイナルを制覇した紀平梨花(関大KFSC)は68.75点。5位発進となったが、海外メディアは「氷上のデジャブだ」として“吉兆”と分析している。
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「キヒラが日本でSPで苦戦、ザギトワはロシアで首位に立ち、メドベージェワは苦境に」と特集したのは、IOC運営の五輪専門サイト「オリンピックチャンネル」だった。
紀平は冒頭で代名詞の3回転アクセルの転倒したことが響き、SP5位発進となったが、記事では「10代のスケートセンセーション、リカ・キヒラにとって、これは氷上のデジャブだ」と言及。この状況は16歳のシンデレラガールにとって、かつて通った道で“吉兆”なのではと分析している。
理由は11月のNHK杯にある。「キヒラはSP5位だったが、見事なフリーがシニア初のGP優勝をもたらした。実際、彼女は今季SPで一度しか着氷していない。それはバンクーバーのGPファイナルで世界最高得点を樹立した際だ」と指摘。SPでは3回転アクセルに苦しみながらフリーの高得点で挽回するのが、紀平らしさというのだ。
「あなたの想像通り、日本の少女はフリーで3回転アクセルで転倒したにも関わらず、カナダで優勝しているのだ。我々が今季、目の当たりにしているように、首位との8点差を埋めるに有り余る能力があるのだ」
首位の宮原に8.01点差がついたが、GPファイナル同様、見事なフリーを披露できれば、逆転優勝への活路は見いだせると特集では期待。一方、「ミスパーフェクト」の異名通りの舞いを披露した宮原については「ミヤハラマジック」と称賛していた。
(THE ANSWER編集部)