2位トルソワ、ザギトワ射程の“ガチンコ対決”に大物感「シニアの演技は大好きです」
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・さいたま)の代表選考を兼ねたロシア選手権(サランスク)は21日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪金メダリストの16歳アリーナ・ザギトワが80.62点で首位発進。ジュニアの14歳アレクサンドラ・トルソワが74.96点の2位で続いた。出場18選手のうち9人が70点を超えたハイレベル決戦をノーミス演技で牽引し、ザギトワは「練習でナーバスにならなかった」、トルソワは「シニアの演技は大好きです」と語っている。ロシアメディアが伝えている。
ザギトワは貫禄の80点超えで首位発進「ナーバスにならなかった」
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・さいたま)の代表選考を兼ねたロシア選手権(サランスク)は21日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪金メダリストの16歳アリーナ・ザギトワが80.62点で首位発進。ジュニアの14歳アレクサンドラ・トルソワが74.96点の2位で続いた。出場18選手のうち9人が70点を超えたハイレベル決戦をノーミス演技で牽引し、ザギトワは「練習でナーバスにならなかった」、トルソワは「シニアの演技は大好きです」と語っている。ロシアメディアが伝えている。
五輪を制した現役女王と、次代を担う天才少女の意地がぶつかり合った。第1組の3番滑走で登場したトルソワが74.96点を叩き出せば、第2組の7番滑走で登場したザギトワが80.62点をマーク。ともにノーミスの演技で大国ロシアの女王決戦を牽引した。ロシアメディア「sports.ru」によると、2人は手応えを明かしている。
ザギトワは「練習で特にナーバスにはならなかった」と自然体で臨めた一方で「でも、少し自分の体を感じなかった。少し分かりにくい感覚があった。手がある方向にあって、足が違う方向に飛んでいくような」とも話し、まだ感覚的な微修正でさらに良くなる余地はあるようだ。
12月のグランプリ(GP)ファイナルは紀平梨花(関大KFSC)に敗れて2位となったが「私たちのチームはロシア選手権のプログラムに多くの注意を割きました。この前、GPファイナルで2位になりましたが、失望にはなりませんでした」と前を向いて取り組んできたことも語ったという。