4年ぶり優勝のタカマツ、ビッグタイトルも通過点強調 「東京五輪でV2が最後の目標」
世界のトップ8が集まる大会で、タカマツが強さを見せつけた。バドミントンの国際大会「BWFワールドツアーファイナルズ」(中国、広州)は16日に最終日を迎え、女子ダブルスの決勝戦は、高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が2-0(21-12、22-20)でイ・ソヒ、シン・ソンチャン組(韓国)を破って4年ぶり2度目の優勝を飾った。
変幻自在の戦いぶりで4年ぶりの優勝
世界のトップ8が集まる大会で、タカマツが強さを見せつけた。バドミントンの国際大会「BWFワールドツアーファイナルズ」(中国、広州)は16日に最終日を迎え、女子ダブルスの決勝戦は、高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が2-0(21-12、22-20)でイ・ソヒ、シン・ソンチャン組(韓国)を破って4年ぶり2度目の優勝を飾った。
相手は、ともに170センチを超える長身ペア。準決勝では、世界選手権優勝の松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)にグループリーグで敗れたリベンジを果たしている。しかし、変幻自在の高橋、松友組は、相手の特長を封じる戦いで第1ゲームを圧勝。第2ゲームは、相手コートの奥へ追いやるクリアショットが何度もアウトになり、チャンピオンシップポイントを取った後に4連続失点で20-20と追いつかれたが、映像再判定が効いた。
強打をレシーブした球が相手コートの奥に飛び、審判の判定はアウト。しかし「ずっと点数を取られていて、線審の判断も少し(決断まで)間があったような気がしたので、どっちにしても流れを変えるために」(松友)と映像による再判定を求めるチャレンジをコール。インと再判定されて、王手をかけた。まったく落下点が見えていなかったという高橋は「めっちゃ、ラッキーって言っちゃった」と、救われた1点を笑顔で振り返った。最後は、ラリーの中から相手のいないスペースを突いて主導権を握り、松友がネット前から相手コートへシャトルをたたき落とした。