ザギトワ、紀平との「6.59点」を埋めるには? 露の名伯楽「音楽性を見せること」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルはシニアデビューイヤーの紀平梨花(関大KFSC)の優勝で幕を閉じた。一方で2位だったのは平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)。その差は「6.59点」だったが、女王の敗北はロシアメディアにとっても大きな衝撃を与えたようだ。現地メディアは「キヒラに追いつくためには何が必要か」と題し、名コーチの意見を伝えている。
金メダリストを指導したクドリャフツェフ氏がザギトワの現状を分析
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルはシニアデビューイヤーの紀平梨花(関大KFSC)の優勝で幕を閉じた。一方で2位だったのは平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)。その差は「6.59点」だったが、女王の敗北はロシアメディアにとっても大きな衝撃を与えたようだ。現地メディアは「キヒラに追いつくためには何が必要か」と題し、名コーチの意見を伝えている。
ロシアメディア「R-sport」は「キヒラに追いつくために何が必要か、クドリャフツェフ氏が説明した」と見出しを付け、長野五輪男子金メダルのイリヤ・クーリック、1999年の世界選手権金メダリストのマリヤ・ブッテルスカヤらを指導した経験を持つヴィクトル・クドリャフツェフ氏の声を伝えている。
GPファイナルのザギトワの演技を踏まえ、同氏は「ザギトワ(の状態)は以前より悪いように見える。GPファイナルで彼女の滑りは重い感じで、彼女の状態は昨シーズンのものとはまったく別のものに見えた」と指摘している。
一方で技術面での不安があるわけではないと強調。その上で「単純に1つは、彼女は少女が経験する大人になる時期に入ったということ。2つ目に、とりわけキヒラらライバルを見たということが彼女に心理的に影響を及ぼした、そして私の見解では、これが彼女の滑りにとても大きな影響を与えた」と2つの要因を分析している。