SP、フリーともにザギトワ超え「遥かに凌駕しました」

　キスアンドクライで笑顔を振りまく紀平を見たタラソワ氏は、技術的な基礎がとてもしっかりしたライバルと認めた上で「彼女はとても上手く、そして、とても簡単に滑ります」と賛辞を送った。

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　そして、150.61点が発表されると、実況は「キヒラが150点超えです。これはショートとフリーを合わせてアリーナ・ザギトワを凌駕したことを意味します。そして、さらにショートプログラムでも彼女が凌駕したのを忘れません……」と続けようとするところで、タラソワ氏は「遥かに凌駕しました」と遮り、紀平を絶賛した。

　一方で、2位に敗れた母国のザギトワについては「そう、人はいつも一番にはなれないの」と擁護した。多くの名選手を育ててきたロシアの重鎮を認めさせた紀平。文句ない世界一に輝いた。