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井上尚弥と対戦熱望のネリ、Sバンタム級転向か 「5ラウンドで倒す」挑発発言も…

ボクシングの元WBCバンタム級世界王者ルイス・ネリ(メキシコ)が1日(日本時間2日)、メキシコ・サルティーヨでレンソン・ロブレス(ベネズエラ)と対戦するが、試合はスーパーバンタム級で行われることが決まった。米メディアはボクシング界の問題児について「転向のシナリオ」とバンタム級の舞台から去る可能性を報じている。

元WBCバンタム級世界王者ルイス・ネリ【写真:Getty Images】
元WBCバンタム級世界王者ルイス・ネリ【写真:Getty Images】

ロブレス戦はSバンタム級で激突、米メディア分析「階級を上げることがシナリオだ」

 ボクシングの元WBCバンタム級世界王者ルイス・ネリ(メキシコ)が1日(日本時間2日)、メキシコ・サルティーヨでレンソン・ロブレス(ベネズエラ)と対戦するが、試合はスーパーバンタム級で行われることが決まった。米メディアはボクシング界の問題児について「転向のシナリオ」とバンタム級の舞台から去る可能性を報じている。

 3月の山中慎介(帝拳)とのWBCタイトル戦で重量超過により、試合前日に王座剥奪となったネリ。WBCから半年間の資格停止を命じられていたが、10月の復帰初戦ではジェイソン・カノイ(フィリピン)にKO勝ちを収め、同シルバー王者となった。しかし、復帰2戦目は階級が1つ上のスーパーバンタム級のリングとなった。

 米ボクシング専門メディア「ボクシング・シーン.com」は「ルイス・ネリは2019年にキャリアの全盛期を迎える。(バンタム級の)世界王者は統一が進む中で(ネリは)おそらく階級を上げることがシナリオだ」と分析。23歳と若く、肉体的にピークに差し掛かる来年をより減量の負担のないスーパーバンタム級に転向するとみている。

 バンタム級は統一の流れが急速に進んでいる。WBA世界王者の井上尚弥(大橋)ら3団体の王者はワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)に出場。最強王者決定戦は世界中のボクシングファンを熱狂させる中、ネリ陣営は大会参戦を希望したが叶わず、バンタム級で“蚊帳の外”になっていた。

 キャリア13勝5敗で29歳のロブレス相手に、スーパーバンタム級で戦うことになったネリ。米メディアで「イノウエと戦いたい。5ラウンドで倒す」と挑発する発言をしたばかりだが、自らの過ちでバンタム級の流れに取り残される格好となったネリはスーパーバンタムを主戦場にすることになるのか。

(THE ANSWER編集部)


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