16歳サモドゥロワ、“隠れていた逸材”に母国ロシアも注目「メドベの場所を占めた」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは全6戦が終了し、12月6日開幕のGPファイナル(カナダ・バンクーバー)の出場者が出揃った。日本とロシアが3人ずつ出場する女子は“日露決戦”の様相を呈しているが、大国ロシアの3番手で出場を決めたソフィア・サモドゥロワだ。紀平梨花(関大KFSC)、アリーナ・ザギトワ(ロシア)と同じ16歳に母国ロシアメディアも「トゥトベリーゼ一門の神童たちの陰に隠れていた」と注目。本人は憧れの選手の一人に五輪2連覇・羽生結弦(ANA)を挙げている。
紀平&ザギトワ世代の16歳がGPファイナル進出、憧れの一人は羽生と告白
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは全6戦が終了し、12月6日開幕のGPファイナル(カナダ・バンクーバー)の出場者が出揃った。日本とロシアが3人ずつ出場する女子は“日露決戦”の様相を呈しているが、大国ロシアの3番手で出場を決めたソフィア・サモドゥロワだ。紀平梨花(関大KFSC)、アリーナ・ザギトワ(ロシア)と同じ16歳に母国ロシアメディアも「トゥトベリーゼ一門の神童たちの陰に隠れていた」と注目。本人は憧れの選手の一人に五輪2連覇・羽生結弦(ANA)を挙げている。
初戦のスケートアメリカで3位に入ると続くロステレコム杯で2位に入り、今季GPシリーズの新星の一人になったサモドゥロワ。「サモドゥロワがGPファイナルへのメドベージェワの場所を占めた。彼女にとって今シーズンがシニアで1年目だ」と特集しているのは「sport.business-gazeta.ru」だった。
記事では、ロシアの重鎮アレクセイ・ミーシン氏の教え子であるサモドゥロワは今季がシニアデビューとなり、コーチすらも大きな結果を期待していなかったとし、母国の女王エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が進めなかったGPファイナルに進出を決めた16歳の躍進を驚きをもって伝えている。
「ジュニア時代、ほとんど彼女は目に止まらず、トゥトベリーゼ一門の神童たちの陰に隠れていた」と記した上で16歳のキャラクターについても紹介。シベリア出身で、当地特有の何事にも屈しない強い性格を持っているとされ、さらに憧れの選手はアシュリー・ワグナー(米国)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、そして、羽生だという。
「みんな、自分の得意なものを持っている。ハビエルはアーティスティズム、ハニュウは(エレメンツなどの)複雑性といった具合に」という本人のコメントを紹介。大好きな選手のカロリーナ・コストナー(イタリア)がミーシン氏のもとで練習するために頻繁に訪れ、学べることも喜んでいる。コストナーとの会話は英語で、語学も堪能という。