紀平梨花は「3Aがなくても宝石だ」 フリーに海外期待「力強いカムバック知っている」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦フランス杯が23日に開幕。女子ショートプログラム(SP)で、注目の16歳紀平梨花(関大KFSC)は67.64点で2位。冒頭のトリプルアクセルに失敗したものの、その後はまとめて、首位の三原舞依(シスメックス)にわずか0.31点差につけた。GP第4戦のNHK杯に続く、フリーでの逆転劇を海外メディアも期待している。
冒頭の3Aに失敗するもV射程圏、海外メディアはフリーの演技に期待
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦フランス杯が23日に開幕。女子ショートプログラム(SP)で、注目の16歳紀平梨花(関大KFSC)は67.64点で2位。冒頭のトリプルアクセルに失敗したものの、その後はまとめ、首位の三原舞依(シスメックス)にわずか0.31点差につけた。GP第4戦のNHK杯に続く、フリーでの逆転劇を海外メディアも期待している。
紀平は冒頭、代名詞のトリプルアクセルが抜けてしまい、シングルアクセルに。まさかの0点になったが、それでも続くフリップートウループの連続3回転は綺麗に決め、後半の3回転ルッツも完璧だった。致命的な失敗があったとはいえ、三原との差はわずか。NHK杯に続く、GPシリーズ連勝は十分に狙える位置だ。
米国の名物記者ジャッキー・ウォン氏は「キヒラはアクセルのチャンスを失敗してしまった。しかし、断言できるのは他は特に問題なかったということだ。首位を狙える位置につけたと言えるだろう」とツイートした。
ルーマニアのフロレンティナ・トーン記者が展開するスケート専門メディア「インサイドスケーティング」も公式ツイッターで「アクセルがあってもなくても、リカ・キヒラは宝石だ。そして彼女が力強くカムバックしてくることを我々は知っている」とつづり、フリーでの圧巻演技に期待をかけていた。
フリーでは2度のトリプルアクセルに挑む、超高難易度構成。成功させれば追随できる者はいないが、跳べなければ一転窮地に立たされることになる。4位以上でGPファイナル出場は確定するが、攻める16歳は圧巻の演技でまた世界を驚かせる。
(THE ANSWER編集部)