ズベレフは謝罪 大ブーイングのボールボーイ落球騒動に英紙波紋「勝利に影落とした」
英BBCアナリスト「今回起こったのは不運なことだった」
英紙「デイリー・ミラー」は「ズべレフはATPファイナルズで決勝に駒を進めた。しかし、彼の勝利は影を落とした」と報じ、「ズベレフはポイントを重ね勝利し、彼のキャリアの中でも大きな1勝を挙げたが、同時にアリーナに詰めかけた1万7500人のフェデラーファンを激怒させた」と伝えている。
さらに、公共放送「BBC」のアナリスト、ティム・ヘルマン氏が「今回起こったことは不運なことだった。明らかに彼らはボールをパスしようとしていて、手からこぼれ落ちてしまった。そして、コートに入ってしまっただけなんだよ」「選手でもつけている帽子を落としてしまうことだってある。大部分を占めていたフェデラーのファンによる試合の駆け引きだった。そう言えるかもしれない」と語ったコメントを紹介し、責められない出来事だったと擁護している。
英衛星放送「ユーロスポーツ」は「アレクサンダー・ズべレフがフェデラー戦でボールボーイが落球後にタイムをかける」と見出しを打ち、「ボールボーイの少年にとって非常に不幸な出来事が起こった」とレポート。「ズべレフは重要な一戦をストレートで終わらせた。そして、ボールボーイの件で試合を駄目にすることはなかった」と集中を切らさず、勝ち切ったと伝えた。
ルール上は問題なかったプレー。しかし、ズベレフ、フェデラー双方に予期せぬ形で、地元ファンの大ブーイングによって熱戦に水が差されてしまった。
(THE ANSWER編集部)