女子ゴルフで初優勝前進した桑木志帆 雨天中止の前日からネイル一変「明日(の結果)はゴールドで」
女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディス第3日が29日、神奈川・戸塚CC西Cで開催された。前日28日に降雨で中止になった第2ラウンド(R)を実施(大会は54ホールの短縮競技)。首位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)は3バーディー、2ボギーの71で通算8アンダーとし、ホールアウト時で暫定首位をキープしている。昨年はプレーオフ(PO)で敗れており、本人にとっても「特別な大会」の位置付け。前日に施してもらったネイルはシルバーだが、狙うは悲願のツアー初優勝=ゴールドメダルのみだ。
資生堂レディス第2R
女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディス第3日が29日、神奈川・戸塚CC西Cで開催された。前日28日に降雨で中止になった第2ラウンド(R)を実施(大会は54ホールの短縮競技)。首位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)は3バーディー、2ボギーの71で通算8アンダーとし、ホールアウト時で暫定首位をキープしている。昨年はプレーオフ(PO)で敗れており、本人にとっても「特別な大会」の位置付け。前日に施してもらったネイルはシルバーだが、狙うは悲願のツアー初優勝=ゴールドメダルのみだ。
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インスタートの桑木が苦しみながらスコアを伸ばした。雨で重くなったグリーンでパットがショートし、アウトは37。それでも、2番パー5でバーディー。終盤の8番パー3でピン3メートルにつけたバーディーチャンスも逃さず、1つスコアを伸ばした。
「こういう状況でも伸ばせたことは大きいです。自分でも底力はついてきた感じがします」
1年前に涙をのんだ大会だ。首位で最終日を迎えたが、櫻井心那とのPOに敗れて初優勝を逃した。ラスト2ホールで2打差を追いつかれ、PO2ホール目でパットがショートし、バーディーを奪えなかった。そして、人目をはばからずに大号泣した。
以来、桑木が勝つために「パットをショートさせない」をテーマにし、今季は手応えも感じている。
「最近は打ちすぎて、3パットにしてしまうこともあります。明日は上りと下りでメリハリをつけていきたいです。この大会で1年前に負けて、より優勝を意識するようになりましたし、自分にとっても特別な大会ですから」
前日は早々に中止が発表され、宿泊ホテル近くのネイルサロンに足を運んだ。
「いつもは地元の岡山でネイルをしてもらっていますが、なかなか帰れないのでネットで見つけて、キラキラにしてもらいました。シルバーです。腕時計もシルバーですが、これはドン・キホーテで買いました(笑)」
ツアーを席けんする岩井姉妹と同学年の21歳。ゴールドにしなかった理由は「似合わないから」だが、最終日に欲しいのは優勝のみ。本人も「明日はシルバーではなく、ゴールド(金)でいきたいです」と言葉に力を込めた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)