東山が奇襲で“冬に強い”ライバル撃破V「『おっ?』と思わせることができた」
バスケットボールの第38回京都府高校選手権大会兼第71回全国高校選手権大会京都府予選(ウインターカップ京都府予選)が10日、ハンナリーズアリーナで開催された。男子決勝は東山が洛南に79-59で勝利し、ウインターカップの出場権を手に入れた。
ウインターカップ京都府予選、洛南とのハイレベル決戦制して全国切符
バスケットボールの第38回京都府高校選手権大会兼第71回全国高校選手権大会京都府予選(ウインターカップ京都府予選)が10日、ハンナリーズアリーナで開催された。男子決勝は東山が洛南に79-59で勝利し、ウインターカップの出場権を手に入れた。
各クォーターのスコアは17-14、21-10、19-13、22-22。出だしから終始東山のペースで進んだゲームだったが、東山・大澤徹也コーチの試合後の第一声は「疲れました」だった。
「何が起こるか分からないので、最後の最後まで気が抜けない試合でした」
この試合は、福岡(福岡第一―福岡大大濠)に次ぐハイレベルな都道府県予選決勝と目されていた。両校の選手が主力で構成された国体では堂々の3位入賞。洛南は笹山陸(3年)、飯尾文哉(3年)、星川堅信(2年)と3人の日本代表・代表候補を抱えており、なおかつ「冬に強い」というイメージが非常に強い。実際、昨年は洛南が東山を倒してウインターカップに進んだこともあり、大澤コーチの懸念も当然のものと言えるだろう。
洛南が冬に強いのならば、東山は冬に弱いということになる。その思いにとらわれがちだった選手たちを盛り立てるために、大澤コーチはある奇襲を用意した。準決勝まで控えだった高柳優也(3年)とムトンボ・ジャン・ピエール(1年)をスターティングメンバーに据え、水曜日から練習を行ってきたのだ。
「洛南さんはピエールとの対戦経験がないのでやりづらかったと思います。ちょっと『おっ?』と思わせることができて、ゲームの入りをつかめた印象です」