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井上尚弥とV決戦? ドネアVSテテをWBSS代表が分析「フィリピンの閃光は復活した」 

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級は1回戦が終了し、WBA王者・井上尚弥(大橋)ら4選手の準決勝進出が決定した。3日に英グラスゴーで行われた最後の一戦は元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)がWBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)に5回TKO勝ち。WBSSプロモーターのカレ・ザワーランド氏は「THE ANSWER」の単独取材に応じ、バーネットの負傷棄権というアクシデントでWBAスーパー王者を掴んだドネアについて「フィリピンの閃光は復活した」と太鼓判。準決勝で対決するWBO世界王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)との一戦を互角と分析している。

WBSSバンダム級で準決勝に進んだ井上尚弥【写真:Getty Images】
WBSSバンダム級で準決勝に進んだ井上尚弥【写真:Getty Images】

もう一つの準決勝、ザワーランド氏の目「ドネアの仕上がりを見れば五分と五分」

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級は1回戦が終了し、WBA王者・井上尚弥(大橋)ら4選手の準決勝進出が決定した。3日に英グラスゴーで行われた最後の一戦は元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)がWBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)に5回TKO勝ち。WBSSプロモーターのカレ・ザワーランド氏は「THE ANSWER」の単独取材に応じ、バーネットの負傷棄権というアクシデントでWBAスーパー王者を掴んだドネアについて「フィリピンの閃光は復活した」と太鼓判。準決勝で対決するWBO世界王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)との一戦を互角と分析している。

 フェザー級から2011年以来となるバンタムの舞台に戻ってきたドネア。バーネットが腰痛でよもやの棄権となるまで、グラスゴーのリングでかつての鋭さを示した。

「フィリピーノフラッシュ(フィリピンの閃光)は復活したと感じた。バンタム級に戻ってきたのが良かったのか。しっかりと体重も作った。パンチも良かった。動きのキレという部分でも素晴らしかった。アクシデントに見舞われるまでのバーネットをロープ際やコーナーまで追い詰める場面もあった。かなりの互角の戦い。4ラウンド終了の時点で私のスコアは3-1でドネアだった」

 こう語ったザワーランド氏。5回開始前にバーネットは棄権したが、プロモーターの採点では4回終了時点でドネアが優っていたという。

「バーネットにとっては不運な結末だったが、そこを抜きにしても、ドネアは評価に値するということ。KOするためにアグレッシブな姿勢を見せていた。この階級ではやはり相手にとって致命的な脅威になり得るということを証明した。5階級制覇王者ですよ。誰より経験もキャリアもある。この大会にとっては最大のビッグネームでもあります。バンタム級に戻り、WBSSという舞台に立つことで、フィリピンの閃光は時計を巻き戻すことに成功した。強い印象を与えてくれました」

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