井上尚弥が「対戦候補の一人」とした日本人 全米生中継出演で質問攻めに「凄く楽しみな選手」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が8日(9日)、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われている興行に登場した。米スポーツ専門局「ESPN」の生中継に出演。日本人ボクサーと将来的に対戦する可能性を振られ、「楽しみな選手」と回答した。
井上尚弥が聖地に登場
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が8日(9日)、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われている興行に登場した。米スポーツ専門局「ESPN」の生中継に出演。日本人ボクサーと将来的に対戦する可能性を振られ、「楽しみな選手」と回答した。
米興行大手・トップランク社公式Xが全米に生中継された番組出演の動画を公開。井上は司会者に「日本の世界王者は10人、どの国も一番多い。リスペクトをもらえていると感じるか」と聞かれると、「近年日本のレベルも上がっているのでリスペクトされているのを感じていますね」と語った。質問攻めにあう中、司会者が挙げた名前がWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)だった。
「ジュント・ナカタニが122ポンド(スーパーバンタム級)に上げた時、どれだけ試合をする権利があるか」との問いに、「もう今の時点で凄くいい選手ですし、非常にこの先、対戦相手の候補の一人として凄く楽しみな選手ではありますね」と回答。現時点では対戦することはないが、26歳の世界3階級制覇王者の存在を歓迎していた。
さらに、現階級より1つ重いフェザー級の王者が対戦を待ちわびているため、階級変更に関する話も振られた。井上は「上げるべき時が来たらそういう案も考えていますし、しっかりとフェザー級の体になった時に考えますね」と冷静。かねて大事にする適正階級で戦うことを強調した。
井上は全米ボクシング記者協会(WBAA)が選ぶ2023年の年間最優秀選手賞「シュガー・レイ・ロビンソン賞」を日本人初受賞。6日(同7日)にマンハッタンで開かれた授賞式に出席し、7日(同8日)にはヤンキース―ドジャース戦を観戦していた。
(THE ANSWER編集部)