笹生優花、全米OPスタッフを助けていた事実が判明 授与式の前に「すぐに気付き…」米メディア感動
女子ゴルフの今季海外メジャー第2戦・全米女子オープン(OP)を制した22歳・笹生優花(フリー)の振る舞いに米メディアが注目している。現地2日、米ペンシルベニア州のランカスターCC(6629ヤード、パー70)で行われた最終日。通算4アンダーとし、逆転で2021年大会以来、2度目の優勝を成し遂げた笹生は、涙のトロフィー授与式の前にスタッフを気遣い、手伝う姿が目撃されていた。
海外メジャー・全米女子オープン
女子ゴルフの今季海外メジャー第2戦・全米女子オープン(OP)を制した22歳・笹生優花(フリー)の振る舞いに米メディアが注目している。現地2日、米ペンシルベニア州のランカスターCC(6629ヤード、パー70)で行われた最終日。通算4アンダーとし、逆転で2021年大会以来、2度目の優勝を成し遂げた笹生は、涙のトロフィー授与式の前にスタッフを気遣い、手伝う姿が目撃されていた。
行動に人柄が表れていた。最終組のプレーが終わり、トロフィー授与式のために18番ホールに戻ってきた笹生。主役となる22歳のチャンピオンのために準備が進む中、当の本人もじっとはしていられなかったようだ。米専門メディア「ゴルフ.com」が「彼女は全米女子オープンで優勝した。彼女のその後のそぶりもまた雄弁だった」と題する記事の中で、笹生の振る舞いに注目している。
複数のスタッフがマイクやスピーカーのケーブルを引っ張っていた時、「サソウはすぐに気付き、ケーブルを出すのを手伝った」と記事は紹介。「その場の他の人たちが全米女子オープンの優勝者がトロフィーを受け取るための準備をしていた時、チャンピオン自身は他人を助けていた」と称えた。
優勝メダルとトロフィーを受け取った笹生は、英語のスピーチで涙ながらに両親に感謝。日本人の父とフィリピン人の母を持ち、前回優勝時はフィリピンの国旗が掲げられた。「2021年の優勝は自分の母に恩返し。今回は父に恩返しです」と語った発言に、記事は「壮大な瞬間をこの時のサソウほどうまく内省できる成熟さを持つ22歳は多くないと思う」と絶賛していた。
(THE ANSWER編集部)