井上尚弥に「ボコボコのメッタメタ」 スパーで対戦した新王者・武居由樹が感謝「試合に生きた」
拓真は奪われた初回のダウンを回顧「このままじゃ終われない、と」
拓真は指名挑戦者・石田匠(井岡)に3-0で判定勝ちし、2度目の防衛に成功。しかし、初回にダウンを奪われた。この日は「ダウンをしてそこから冷静に、着実にポイントを獲れて挽回できたのは収穫。今後もそういう場面が来た時に冷静に対応できるかなと思う」と自信を深めた一方、「今後は統一戦に向けてしっかり防衛を重ねて、課題を克服してもっと強くなれるように頑張りたい」と気を引き締めた。
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ルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちした兄・尚弥も初回に試合では人生初ダウン。兄弟そろって初回に劣勢に立たされ、父・真吾トレーナーは「まさかのサプライズがあったけど、そこから盛り返してよかったです」と振り返った。兄弟世界戦は2019年11月以来。当時は敗れた拓真は勝利で繋いだ今回に胸をなでおろした。
「前はいいバトンを繋げなかった。その中で初回にダウンしてしまって、『これじゃ一緒』と思った。『このままじゃ終われない』と冷静に組み立て直して、結果的にいいバトンを渡せた。ナオ(尚弥)もいい結果で勝ってくれたので最高です」
目標は統一王者。「バンタム級は全員日本人。これから面白くなるし、その中でもっともっと強くなって井上拓真の存在を証明したい」と力を込めた。
(THE ANSWER編集部)