ネリ豪語、東京ドーム満員に「オレが必要だ」 34年前はタイソン敗北「それは前兆かもしれない」
ボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)は、5月6日に東京ドームで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と対戦する。プロモーターが公開しているインタビューでは「(謝罪したいのは)日本人の観衆にではない」などと語っていたが、1990年のマイク・タイソン以来34年ぶりの東京Dボクシング興行となることについても「会場を満員にするにはいつもメキシコ人が必要なんだ。そのメキシコ人がオレだ」などと豪語している。
5月6日、東京ドームで井上尚弥と対戦
ボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)は、5月6日に東京ドームで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と対戦する。プロモーターが公開しているインタビューでは「(謝罪したいのは)日本人の観衆にではない」などと語っていたが、1990年のマイク・タイソン以来34年ぶりの東京Dボクシング興行となることについても「会場を満員にするにはいつもメキシコ人が必要なんだ。そのメキシコ人がオレだ」などと豪語している。
井上との大一番に向けて意気込むネリのインタビュー動画は、母国メキシコのプロモーター「サンフェル・ボクシング」公式フェイスブックで公開された。「東京ドームでのイノウエとの試合はすごいことになるだろう」と胸を高ぶらせている様子。「もちろん満員になるだろうし、日本人もアメリカ人にとってもファンで会場を満員にするにはいつもメキシコ人が必要なんだ。そのメキシコ人がオレだ」と言い放った。
「オレは遊ぶに行くわけではなく、戦いに行くんだ。会場が満員になるのは間違いないだろう」。90年のタイソンはジェームス・ダグラスにまさかの10回KO負け。プロ初黒星を喫している。ネリは「(当時は)誰もがタイソンの勝利を疑わなかった。それは前兆なのかもしれない」と、井上相手に不利予想されている自身とダグラスを重ね合わせていた。
ネリは2021年5月、ブランドン・フィゲロアに7回KO負けしてWBC同級王座陥落。「メキシコ人の90%がオレが勝つとは思っていない」と母国でも井上有利の見方は変わらないようだが「応援してくれているファンにはいつも感謝しているよ。集中してトレーニングできているし、状態もいい。実際に応援してくれているのは10~15%くらいかもしれないけど、イノウエに勝って、メキシコに戻ってくるよ」と語っている。
(THE ANSWER編集部)