井上尚弥は「間違いなく有利」 WBSS代表が辛勝ロドリゲス戦に見る“優位性”とは
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦は20日(日本時間21日)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に判定勝ち。IBF王座防衛に成功し、準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)と激突することが決まった。試合後、WBSSのプロモーターを務めるカレ・ザワーランド氏が「THE ANSWER」の単独取材に応じ、井上が統一戦に向けて手にした“ある優位性”について明らかにしている。
WBSSプロモーター単独インタ前編―井上が視察したロドリゲス戦で得た「証拠品」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦は20日(日本時間21日)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に判定勝ち。IBF王座防衛に成功し、準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)と激突することが決まった。試合後、WBSSのプロモーターを務めるカレ・ザワーランド氏が「THE ANSWER」の単独取材に応じ、井上が統一戦に向けて手にした“ある優位性”について明らかにしている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
◇ ◇ ◇
マロニー対ロドリゲス戦もスーパーファイトでした。戦前の「ロドリゲス圧勝」という予想を覆し、息詰まる12ラウンドの死闘になったのはひとえに下馬評の高くなかったマロニーのおかげだったと思います。
マロニーは終盤、素晴らしいファイトを見せ、ボディショットでロドリゲスを苦しめた。正直、意外な展開でした。ロドリゲスにとってはタフガイ相手のよもやの苦戦となってしまいました。
マロニーの頑張りで素晴らしい熱戦となりましたが、イノウエの初戦とは全く別のものとなってしまった。イノウエ対パヤノ戦は今年のベストノックアウトの筆頭候補。今大会のキックオフを飾るに最高のインパクトを世界中に刻んでくれました。
準決勝ではイノウエとロドリゲスが相見えます。最高の準決勝のマッチアップです。初戦の内容からは2人のチャンピオンの比較は個人的に難しい。対戦相手の兼ね合いもあったのかもしれません。
無敗のマロニーにとっては今回のロドリゲス戦が初のビッグマッチ。一方、イノウエが倒したフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)はバンタム級で尊敬を受けている名前。百戦錬磨でしたが、イノウエは初のKO負けを突きつけました。