日本一狙う昭和学院が11年連続V 女王に1点差で敗れた夏の再挑戦へ「リベンジしたい」
高校バスケットの祭典「ウインターカップ」(全国高校バスケットボール選手権大会)千葉県予選は20日に男女の決勝を行い、女子は昭和学院が84-64で千葉英和を下し、11年連続の全国大会出場を決めた。
ウインターカップ千葉V、インターハイ決勝で敗れた桜花学園に雪辱誓う
高校バスケットの祭典「ウインターカップ」(全国高校バスケットボール選手権大会)千葉県予選は20日に男女の決勝を行い、女子は昭和学院が84-64で千葉英和を下し、11年連続の全国大会出場を決めた。昭和学院は、夏のインターハイ(全国高校総体)で2回戦敗退。しかし、優勝した桜花学園(愛知)に1点及ばなかったという善戦で、女王を最も苦しめたチーム。鈴木親光ヘッドコーチは「(互角に)戦えるんじゃないかという意識が、選手には芽生えている。やりたいことはできた試合だった。ただ、今日も後半は相手にボールをたくさん拾われた。夏も最終的にはこぼれ球を拾われてシュートを入れられた。そこを自分たちのボールにしたい」と話し、大目標である日本一への再挑戦に向けて、課題を指摘した。
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最終的に20点差のゲームとなったが、後半は逆襲を受けてペースを失った時間帯があったからだ。試合は、序盤から昭和学院がリード。得点差が最も縮まったのは、第3ピリオドだった。16点差を追う千葉英和は、後半から開き直ったかのように思い切りの良い攻撃を展開。岡本華音(2年)の連続3ポイントなどで3点差まで詰め寄った。昭和学院の主将を務める星杏璃(3年)は「(各ピリオドの)入りは、課題。相手の流れに負けて、自分たちも慌ててしまった」と顔をしかめた。しかし、相手の猛攻を受けている時間帯に「前半はシュートが入らず、リバウンドも取られてダメだったので、後半は頑張った」と話した増田泉美(2年)が前に走って、すぐに点を取り返し、星も持ち味の速攻を仕掛けるなどして点を奪い返して再びリードを広げた。64-57で迎えた第4ピリオドは、焦ってシュートが雑になる相手を尻目に速攻を仕掛け続けて突き放した。