日体大柏が5年ぶりV 「持っている」兄弟は弟も全国へ「兄の代を超えて8強が目標」
高校バスケットの祭典「ウインターカップ」(全国高校バスケットボール選手権大会)千葉県予選は20日に男女の決勝を行い、男子は3年連続で決勝敗退が続いていた日体大柏が81-62で八千代松陰を下し、5年ぶり2度目の全国大会出場を決めた。先発したポイントガードの松岡龍平(3年)は、前回の全国出場チームを主将として束ねた松岡修平の弟。兄に続く全国出場を決め、「この学校に来たのは、兄がいたのが大きい。追いかけて、自分も(全国に)行けるように頑張ってきた。全国大会は、千葉の強い高校の代表として行く。兄の代は、2回戦で負けた。それを超えて、メインコートに立てるベスト8を目標にしたい」と話し、全国で兄を超える目標を打ち立てた。
ウインターカップ千葉決勝、前回V当時の主将の弟・松岡龍平「兄の代を超えたい」
高校バスケットの祭典「ウインターカップ」(全国高校バスケットボール選手権大会)千葉県予選は20日に男女の決勝を行い、男子は3年連続で決勝敗退が続いていた日体大柏が81-62で八千代松陰を下し、5年ぶり2度目の全国大会出場を決めた。先発したポイントガードの松岡龍平(3年)は、前回の全国出場チームを主将として束ねた松岡修平の弟。野澤ヘッドコーチは「あの兄弟は、何か(運を)持っているな」と不思議な縁に笑みを浮かべ、5年ぶりの優勝を喜んだ。兄に続く全国出場を決めた松岡は、スピードのあるドライブが武器のポイントガード。「この学校に来たのは、兄がいたのが大きい。追いかけて、自分も(全国に)行けるように頑張ってきた。全国大会は、千葉の強い高校の代表として行く。兄の代は、2回戦で負けた。それを超えて、メインコートに立てるベスト8を目標にしたい」と話し、全国で兄を超える目標を打ち立てた。
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試合は、日体大柏が、後半に相手を突き放す形で勝利をつかんだ。前半は、インターハイ(全国高校総体)8強の八千代松陰が外角のシュート力を生かしてわずかにリードした。しかし、後半は、外れたシュートのリバウンドを拾う日体大柏が速攻を中心にジリジリと逆襲。フォワードの小市涼太は「全員でうまく守ることができた。終盤は、相手がシューター2枚の外だけになったので、ディナイ(腕を伸ばしてパスやシュートのコースを防ぐ守備)で守って頑張った」と話した。第3ピリオドに主将の澤田樹(3年)のドライブに合わせた留学生のダォウダ ジャキテェ(2年)が得点を決めて40-39と逆転すると、さらに伊藤倭麻(3年)の鋭いパスをゴール下で受けたケイタ シェイク ボーバカー(3年)が強烈なダンクシュートを決めるなど勢いに乗った。
ゴール下の留学生が厳しくマークされても、パワーフォワードの飯塚環(3年)が力強いパワープレーで制圧。飯塚は「八千代松陰は、自分がマッチアップしていた松井(裕也)選手が引退したので、自分のところで攻めるチャンスがあるはずと思って練習してきた。後半、インサイドでボールをもらって得点を重ねられたので、良い内容になった」と手ごたえを語った。