村田諒太、公式会見で満面の笑みを浮かべた唯一の場面とは 「何もないんですけどね」
ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級3位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日午前11時、DAZN独占生中継)に挑む。18日(日本時間19日)は試合会場となる米ラスベガスのパーク・シアターで公式記者会見に出席した。
ロンドン五輪決勝で対戦した因縁の相手と再会
ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級3位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日午前11時、DAZN独占生中継)に挑む。18日(日本時間19日)は試合会場となる米ラスベガスのパーク・シアターで公式記者会見に出席した。
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村田の表情は終始厳しかった。「このチャンスを頂いて感謝しています。いいトレーニングが積めている。自信をもってリングに上がるだけです」と静かに意気込みを口にした。前日の公開練習時にニアミスしたブラントとは、この日が正式な初対面となったが、特にリアクションをとることもなく、淡々と“作業”をこなしていった。
「面白いものじゃないんで」と振り返ったが、それもそうだろう。翌日には計量を控え、この日もまだ練習の予定があった。「汗を出して体重調整してそれで終わりですね」と言うように、ハードワークの必要はなかったが、まだ意識はそちらに向いていたようだ。
そんな王者だったが、この日、唯一、笑顔を弾けさせた一幕もあった。因縁の人物との再会のシーンだ。ロンドン五輪の決勝で戦い、破ったエスキバ・ファルカン(ブラジル)と再会。カメラマンのリクエストで同じフレームに収まると、みるみる笑顔になった。
現在WBA同級6位のファルカンも同じ興行のアンダーカードで試合を行う関係で、この日、会場に足を運んでいたのだ。再戦もうわさされた両雄は旧交を温めていた。
「久しぶりだったので。(会場に)来ていたので。何もないんですけどね……。トップランクで練習していた時に何度か会っていた。あそこでやっていたときの雰囲気のままでした」
2012年ロンドン五輪後も、トップランクジムで何度も顔を合わせていたという。懐かしい気持ちにホッとした気持ちも芽生えたのか、心からの笑顔を見せていた。
(THE ANSWER編集部)