試合前に一触即発、“素手フック”最強王者に厳しい声「醜い光景」「馬鹿げたパンチ」
ボクシングのWBO世界ウェルター級タイトルマッチは13日(日本時間14日)に米ネブラスカ州オマハで行われる。3階級制覇王者テレンス・クロフォード(米国)が27戦全勝のホセ・ベナビデス(米国)を挑戦者に迎える一戦は、12日(同13日)に計量が行われたが、早くも一触即発。にらみ合った後にクロフォードが、素手で右フックを繰り出す場面を米放送局「ESPN」が公式ツイッターで公開。決戦を前にヒートアップしていたが、海外メディアも続々と異例の“前哨戦”に脚光を浴びせている。
クロフォードの振る舞いの波紋が拡大
ボクシングのWBO世界ウェルター級タイトルマッチは13日(日本時間14日)に米ネブラスカ州オマハで行われる。3階級制覇王者テレンス・クロフォード(米国)が27戦全勝のホセ・ベナビデス(米国)を挑戦者に迎える一戦は、12日(同13日)に計量が行われたが、早くも一触即発。にらみ合った後にクロフォードが、素手で右フックを繰り出す場面を米放送局「ESPN」が公式ツイッターで公開。決戦を前にヒートアップしていたが、海外メディアも続々と異例の“前哨戦”に脚光を浴びせている。
戦前からバチバチと火花が散っているビッグマッチ。計量後のフェイスオフだった。顔がくっつきそうな距離で視線を交錯させた両者。クロフォードに対し、挑戦者のベナビデスが何事かつぶやき、そして両手で王者の胸をプッシュ。その瞬間だ。頭に血が上ったのかクロフォードは右フックを一閃。ハンドスピードも速かったが、これをスウェーで見事に交わした挑戦者。いきなり両選手が激しくやりあった。
関係者に制止され引き離される両者。当然グローブはつけておらず、もしクロフォードのフックが当たっていたら……と恐ろしくなる場面だった。演出なのか、本気なのか、映像を見たファンからは様々な声が上がっていたが、海外メディアも“前哨戦”に注目している。
権威ある米スポーツ専門誌「スポーツイラストレイテッド」は「計量でテレンス・クロフォードがホセ・ベナビデスに対して馬鹿げたパンチを繰り出すも空振り」と報道。「テレンス・クロフォードとホセ・ベナビデスは計量時から火花を散らした」と伝えている。
オーストラリアのメディア「News.com.au」も「テレンス・クロフォードとホセ・ベナビデスが計量で一触即発」と見出しをつけて特集。「醜い光景」と言及し、「一触即発になるようなことはボクシングやMMAの世界では珍しいものではないが、挑戦者はその後何が起こるか予想できなかっただろう」と伝えている。