井上尚弥がWBSSの価値を高める! 仕掛け人激白「新型のタイソン」「脱帽しかない」
ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は7日、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦(横浜アリーナ)で元WBA同級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を衝撃の1回70秒KOで勝利を収め、デビューからの連勝を17(15KO)に伸ばした。全世界120か国放送で、第1回大会の賞金総額50億円とされる最強王者決定戦のプロモーターを務めるカレ・ザワーランド氏は、パヤノ戦後に「THE ANSWER」の単独インタビューに応じた。井上の圧倒的なパワー、スピードをヘビー級史上最強王者と呼ばれた伝説のマイク・タイソンの再来と称賛している。
WBSSプロモーターのザワーランド氏が単独インタで称賛
ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は7日、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)1回戦(横浜アリーナ)で元WBA同級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を衝撃の1回70秒KOで勝利を収め、デビューからの連勝を17(15KO)に伸ばした。全世界120か国放送で、第1回大会は賞金総額50億円といわれた最強王者決定戦のプロモーターを務めるカレ・ザワーランド氏は、パヤノ戦後に「THE ANSWER」の単独インタビューに応じた。井上の圧倒的なパワー、スピードをヘビー級史上最強王者と呼ばれた伝説のマイク・タイソンの再来と称賛している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
横浜で幕を開けたWBSSシーズン2。メーンイベントは今季新設されたバンタム級大会の優勝候補大本命とされる「The Monster」と難敵パヤノの一戦だった。
ギリシャの神殿を想起させるような荘厳なライトアップに浮き上がるリング。大入りの横浜アリーナに熱狂とともに入場した井上はまるでロックスターのようだった。
華麗な演出で周到に盛り上げられたタイトルマッチだったが、決着までに要した時間はわずか70秒。戦慄のワンツーで、衝撃の幕切れとなった。
「一般論で言えば、プロモーターとしては長いラウンドの勝負の方が好ましいです。それは間違いない(笑)。死闘、ドラマ、エキサイティングさが欲しい。しかし、現代ボクシングの世界で最も人々を惹きつけるものはノックアウトです。もっと言えば、ビッグファイトでのノックアウトです。12ラウンドの名勝負も素晴らしい。しかし、近年のボクシング界で最も胸躍らせる存在は全盛期のマイク・タイソンでしょう。圧倒的なパワーとスピードでノックアウト勝ちを重ねました。今日のイノウエは最高でした。まさに全盛期のタイソンでした」
世界120か国で中継された一戦で、圧巻の70秒殺劇はプロモーター泣かせと告白しながら、史上最年少で世界ヘビー級王者に輝いた伝説のタイソンと井上の強さを重ねていた。